話す時に気をつけること

先日、大谷由里子さんのセミナーに参加してきました。「伝える」という事に特化したセミナーだったのですが、いくつかなるほど!と思った点を共有したいと思います。

「伝わるリーダー」というのは、「そのリーダーの話を聴いて、動いてくれるようにできる人」の事。

この定義で、確かに「伝えたつもり」ではない事を見える形にするとなると、伝わった事が形になること、つまり動いてもらえることなんだなあと思えました。

その後の一言が衝撃的でした。

テレビCMって1本15秒です。その15秒であれだけのメッセージ性があるんです。そしたら1分間あったらCM4本ですよ。凄いメッセージが伝えられるはずですよね。

この1分で自分の伝えたい事を伝えられない人は、3分でも5分でも伝えられないですよ。

その話の後にペアで1分を体感し合い、その後3分でメッセージを伝えることを全体で練習しました。

この3分が、話す方は短く感じるかもしれないけれど、聴く方には凄い長く感じるんです。

惹きつけられる人の話は、聴く方も短く感じるのですが、これが結構聴く方が長く感じる。これは知っているつもりでも、いざ体感して初めて感じる事でした。
私は、講師として話しすぎては居ないだろうか。ちゃんと惹きつけられているだろうか。振り返るには衝撃的な体験になったのです。

その後、惹きつけていくためのテクニックも教えて下さったのですが、私も体験したこととして、テクニックがあっても伝わらない事も多いんです。
それは何かと言うと、「抽象的過ぎると、共感は生まれにくい」という事でした。
また、どれだけでも練習をして、やっと磨かれた言葉になるので、練習を繰り返すしかないという事でした。

5Sというものを学びました。お掃除などの5Sではないですよ。

  1. Story  物語がある
  2. Simple 要らない言葉を削る
  3. Special ここだけの話を出来れば加える
  4. Speed  メリハリをつける
  5. Smile  できれば優しい表情で

解りやすいですよね。
でも、これ、3分間を話そうとするだけで、結構考えました。どこを話し、どこを削り、最終的に何を伝えたいのか。伝わればいいのか。具体的にするための数字や具体例は何か。結構、この5Sを徹底して、しかも自然に話そうと思うと、テクニックよりも慣れも必要だと解りました。

話す機会はリーダーになればなるほどあるのかもしれませんが、聴く側が集中できる話を出来ているのでしょうか。
チェックの方法は、自分で録音や録画して、見聞きするに限るそうです。私もやったなあ。と懐かしく感じながら、最近やっていないので、背筋がピッと伸びる気がしました。

他にも沢山のエッセンスを頂きましたが、話す機会のある人達にも、おすそわけしたくなりましたので、書かせていただきました。
聴いている側に立ってみる。気をつけていきたいものですね。

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