その人の考えを聞いてみる

入社一年位の方々とお話しをしていると、上司のこういう関わりにがっかりするという話がありました。
「できてないのは私だけれど、せめてその理由くらい聞いてほしい。」

言い訳したいのかな、と聞こえますが、そうばかりではなく、
仕事の優先順位がその人の中にあって遅くなっている場合。
期限がまだあるのに怒られた場合。
先輩たちもできていないのに自分だけ怒られた場合。
質問するタイミングがなかったから、始められてないだけで、期限にはまだあると思っていた場合。
などなど、理由は単純に「理由を聞いて」だけではないように思います。

が、仮に言い訳を言う場面でも、一旦は理由を聞いてほしいんだなということが解りました。

コロナ禍や営業などで、なかなか対面で会うばかりではない職種ほど、このような事が起こっているようです。

先輩や上司に上記の事を共有してみると、「できていない事実は変わらないのに、いまさら言われても・・・。」「明らかに今からでは間に合わないのに?」と否定的に捉える方もいらっしゃいましたが、「そっかあ。やっちゃってるなあ。その人がなんでやらなかったのかを聞いてあげればいいのね。やってみるよ。」と仰る方もいらっしゃいました。

時間的なゆとりなども、実際にどんなタイミングだったのかもあるのでしょうが、知ってほしいんだろうなと私自身は受け取りました。仮に言い訳であろうと、どんな事を考えていたのか。何に時間を割いていたのか。知ってほしいんでしょうね。

ちょっとしたことのようでも、関わりが「相手を知ろうとする」だけで、仕事を覚え始めた頃の方々に、理不尽さを感じさせなくて済み、成長を続けてもらえるのだったら、一言でも関わり方を変えてみるのもありだろうと私は思います。

たった一言、たった数秒の事でも、相手にとっては大きな事だと感じてあげられる上司、先輩でありたいなと私は改めて思いました。

コメント

  1. 山本政也 より:

    昨日、娘の保育園で見かけた方がモンスターペアレントだと思い、対処法って何だろうと調べました。
    そうすると話を聞いてあげること、アサーティブに接すること、メモを取って話を整理すること、モンスターペアレントと決めつけないこととありたした。

    別の場面の話ではありますが、メンバーと接する時にも通じるものがあるとブログを読んで感じました。
    いつも気づきをありがとうございます。

  2. coachsmile より:

    山本さん そんな事があったんですね。
    しかも調べてみるのが山本さんらしいですね。決めつける事で本当に関わり方だけでなく、聞き方自体が変わってしまいますものね。
    本当にどの場面でも同じなのかなと勉強になります。ありがとうございます。

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