昨日(2010年7月12日)は貴重な体験をさせていただきました。栃木県にある箒根中学校様に講演を依頼されて行ってきましたが、とにかくこれぞ雰囲気を変えていける上司だなという方がいらっしゃいました。
それは校長先生と教頭先生です。
校長先生は、お茶のお香を焚いて待っていてくれました。気遣いが出来る方がトップだと自然と(?)そういう風習が生まれるのかなと思いきや、教頭先生の存在が大きいのではと思いました。
なぜなら、「これは●●さんが準備してくださったんですよ」「●●さんありがとうね」「●●さんはいつもこうして●●してくれるんですよ」など、その好意をしてくださっている方を必ず私に紹介してくれます。その時にはその相手もいる場所で。これは、私を介した承認でもあるのですが、私に伝えてくれることで、その人が「またやろう」と思えるような嬉しさを感じていらっしゃるということでした。
単純にその人を認めてあげるのではなく、私に伝えてくれる事が日々あるとしたら、私もその部分はこれからも続けようと思うでしょう。究極の「人を動かす力」だなと感じました。
教頭先生は一度も「私のおかげ」なんていわないし、思っていないことでしょう。
そんな先生たちの元で表現されたものは、お茶菓子を出してくださったときに、もみじがそれられていたり、準備の段階で、パソコンに詳しい人が揃っていたり。教頭先生が明るかったり・・・。
ちょっとした気遣いに感想をしてしまいました。
そんな先生達が揃った学校の生徒さん達は、非常に素直だし、廊下ですれ違うと挨拶をしてくれました。またすれ違ったお母様たち(参観日でした)も挨拶を自ら発してくださっていました。
気遣いは、外に向けてのみ発せられるものではなくて、日頃から職場にあるものがいろんな形になって表現されるものというのが理想なのかもしれないと、昨日を振り返って感じました。
あなたは日頃どんな事をしていますか。
コメント
とても感銘を受けました!素敵な学校という社会ですね。
私も無意識に教頭先生のように、家庭でしているときもあり、そんなに良い波及効果があるのか、と嬉しくなりました。
ありがとうございました。
上野様、ありがとうございます。
本当に小さなことが大きな影響に感じられる事があります。
何かお役に立てたら嬉しいです。