普段もオープン質問は効果的なんだなあ

近くのスーパーに出かける事は多いのですが、その際に時間帯なのかよくお会いする両松葉づえでお買い物をされていらっしゃる方がいらっしゃいます。
毎回のように、気になってお声をかけるのですが、首を横に振られてしまうので、ご自分でしたいのかなと、最近は、静かに見守っていることが多かったのです。

先週の事です。またその方がいらっしゃる時にスーパーに居たのですが、一人の女性が
「宜しければ、お手伝いしますが、何ができますか。」
とお声掛けされました。

すると、メモをその女性に差し出して「このメモのものを買いたいんですね。解りました。少しお待ちくださいね」と、カートに乗っていたかごを預かって、購入品を集めていらっしゃいました。

私はお声掛けしたときに、まずは倒れそうだったので、「大丈夫ですか。お手伝いしましょうか。」と聞いていたのですが、これだと「はい」と言った後に会話が必要で、その方がお話しされているところを伺ったことがないので、もしかしたら話すのも辛いのかなと思うと、私の聞き方では配慮がないのですよね。

思わず、お声掛けなさった女性に感動しながら、その方の声掛けの仕方を真似したいなと思いました。
ついつい、その女性を目で追っていと、その女性と目があったので、「声のかけ方に感動しちゃいました。」とお伝えすると、介護の仕事をしていて、放っておけないんです。と微笑みながら仰いました。

挨拶をして、離れましたが、きっとご経験もさることながら、その方のあり方そのものなのだろうと感じました。
それと同時に、違いを改めて「オープン質問って凄いな」と思いました。

その女性の声掛けには、首を振るようなタイミングはありません。
手伝うことは何かと聞かれたら、断るにも言葉を発することになるだろうし、本当に凄いなと感じてしまいました。

ちょっと感動と共に、学ばせていただいた印象的な場面だったので、ここに書かせていただきました。

コメント

  1. 山本 政也 より:

    話すのも難しいのかもってその通りだなと感じました。
    相手が自然に応えられるには、的確な状況把握、適切な声かけ、自然な行動があるのですね。

    私もコンビニで同じような経験をしたのですごく参考になりました。
    車椅子でコーヒーを入れようとしている人が、フレッシュを取ろうとしていたので、「取りましょうか?」と言いましたが、「大丈夫です」と答えました。
    その後はコーヒーを口に加えて車椅子を押して移動していました。
    私はフレッシュを取るというその場面しか見えていませんでしたが、全体の流れが見えていたら声かけは違っていたと思います。

    どんな声かけが良かったのか考えてみます。

    いつも気づきをありがとうございます。

  2. coachsmile より:

    山本さん
    そうだったんですね。
    「私の何かが拒ませているのだとしたら何だろうか。」と考えて、声をかけるのさえ躊躇するようになっていた時だったので、俯瞰してみるとどうだったのでしょうね。確かにもう少し広い視野で考えてみます。
    ありがとうございます。

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