満たされない気持ちを理解する

昨日はコーチとのセッションでした。自分の中の抑え切れない感情がある時って皆さんはどうされていますか。
私は、コーチングの時に、素直な自分の中の感情を出しながら話をしたのですが、情報提供も頂きましたので、皆さんにもシェアします。

そもそも感情を「抑える」という事が健全なのかという事なのですが、昨日、話していて思ったのは、風船がしぼんでいくようなスーッと消えていくという表現の方が正しいような気がしました。

とは言っても、五感で発したものが既に伝わっている人や、その際に起こしてしまった行動が消えるわけではないので、いかに自分の感情を消化するかなんだろうなと思いました。
それは、自分でするんだろうなと思っていましたが、例えば私の場合、怒りというよりも「何とも成らないモドカシサ」というか「自分の能力のなさに打ちのめされている感」というか、何とも言葉で表現できない感情が、表向き怒りのように見えていたのだろうと感じられました。

これは、話しているうちに「本当はどうしたいんだろう」「どうしたかったんだろう」と問われ考えた結果として解ってきたことでした。
ただ、解ったところで何とも成らない気持ちがあるのですよね。

その時コーチが「里江ちゃんは、●●したいのに満たされなくて、怒っているように見えてしまったんだね。」「本当は××だといいなと思っているのに満たされなくて、モヤモヤしているのね」って、伝えてくれているのです。

「満たされない思い」+「今の言動」
二つを合わせて伝えられる事で、解ってくれているけれども、私はそうしちゃっているんだ。というのを客観的に見られるようでした。
両方私が発している物なのです。
そして、私自身がこうした満たされない思いを持っているからこそ、自分が取ってしまうへんてこな言動になっているんだと知る事ができました。

そうすると、自分の中で問いが生まれるのです。
「満たされない思いを別の方法で満たせないものだろうか?」
「この言動を違う言動に変えられないものだろうか?」

それまで頭の中にごめいていた「なんで?」という感情的な問いは、すっかり消えていました。

その後、すぐに感情は穏やかになったものの、怒りで行動してしまった物の代償は大きく、尾を引くものとなってしまったのですが、自分で消化するにしても、コーチや周りの人が関わるにしても、「満たされない事って何だろう」と問いを発することで、感情は「消化」されていくのではないかと思いました。

自分では感情のコントロールが徐々にできるようになってきていると思っていたけれど、やっぱりまだまだです。
これから、こうした考えを取りいれていこうと思います。

ちなみに、コーチのしてくれた事が、カウンセリングじゃないかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、私が「この感情を何とかして、●●をしていきたい」というように、先に向かうためのプロセスとして感情と向き合う事が大切なだけだったので、私としては「●●したい」に気持ちが向けられて、今は、尾を引いてしまった事の対処と、したいことのためにまた前を向いています。

その点だけは大きく違うと思いますので、相手に合わせたコーチングってこういうものなんだなと考えていただければ嬉しいです。

この満たされない気持に対しての対応については、ある本と出会ったばかりで、非常にタイムリーだったということで、この本も紹介してもらいました。

私も購入しました。まだ届いていませんが、これから自分にも、相手が欲している時にも一つの視点にできたらなと思います。

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