ボトルネックを探す

アクションラーニングで、「本質の問題を探っていく」という段階があるのですが、その段階に向かうまでがいつも不思議な感覚になります。

それは、質問をしあっているうちに、どんどんと「そこよりも、ここが根っこの課題じゃないの?」と自分のこだわっていた部分が変化していくのです。その上で「ここだ!」と見つかる部分が、概ね一緒に考えてくれたチームメンバーで一致するんですよね。

普段、意見を出しあう会議であっても、解決方法を出しあうものであっても、反対している者や「まあそれならいいんじゃないか」と妥協する者がいますよね。
けれども、問題の本質(ボトルネック)を探そうと、質問をしあっていると、途中は問題が解らなくなってきたという位広がってしまう事も多い段階を経て、チームメンバーが全員納得で「ここだ」と思うものが見つかってくるんですよね。

これってすごくないですか?

「ここが根っこの問題だ」と納得ができれば、あっさりと行動計画は決まり、今までとは違う視点から、難題だと感じていた問題がクリアになっていくのですものね。

私の場合は、この問題解決の会議が非常に楽しくて仕方ないです。けれども、それだけではなく、そこで出されるメンバーの質問自体が私の視点を広げ、学びになることも少なくありません。

とくにボトルネックを探す時に有効なのは、メンバーの話している内容が細部に向かっている時に、「そもそも~」「今更だけど~」と言うような、質問自体がそもそも論を問うようなものは、みんなで勝手に考えている前提を考えなおすきっかけにもなり、大きな効果があるように感じられます。
また、その時の感情を問うものも、今の気持ちを正直に伝えられるきっかけになります。気持ちをクリアにするためにどうするかという話しが入るだけで、話しの方向性が変化することもありました。

こうしてボトルネックを探すきっかけになることも少なくありません。

どこが根っこなのか。深く考えてみることって、大切なんだなと感じました。

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