環境が人を育てるのは本当か?

環境が人を育てるのであれば、家族がこんなに違うのはなぜ?
そう思うと、環境のせいばかりではないのだろう。でも、家族であれ、学校、情報などが違えば、それもまた環境の違いになってくるのでしょう。

私は正直、メイク、ファッションなどには非常に疎い。仕事上、最低限の事はしなければと思うけれども興味もない。
けれども、娘はメイク、ファッション、外見がどう見えるのかを凄く気にします。興味もあるから、情報もどんどん入っていて、そのことに投資をしようとします。

親子だけれど全く違うんです。

娘に「なんでそんなに気になるの」と言うと、「それが普通。お母さんが変わってるだけ。」とアッサリ言い切られました。だとすると、私の姉妹は?
確かに妹二人居ますが、二人とも興味を持つジャンルは違えど気にしているなあと。
私はなぜこんな風に育ったのか?環境のせいなのか?

親が子供にかけている言葉も違わないと思いますが、すぐ下の妹は、ぱっちりお目目で小さい頃から「可愛い!」と多くの人達に言われていました。だから、可愛く居たら見えてもらえると覚えたのでしょう。1日に何度も着替えをするほど、ファッションに拘っていました。
一番下も三姉妹で居れば、一番下で可愛いと言われるわけですから、そうだったのでしょう。
私はと言えば、しっかりしている、と言われていたなと。だから、外見の事よりも内面をしっかりなくちゃって思っていたのかもしれません。

そう思うと、私の娘には、とにかく30代の時に生まれた子ですし、可愛いしで、「可愛い」って言っていました。

もしかしたら、環境というよりは、親や周りの人達のかける言葉の違いが大きいのかもしれません。

物事への価値観や基準については、環境の与える所も大きい気もしますが、個性や興味などは、小さい時の周りの、特に親の声掛けに大きく影響を受けているんだと言うことに気づきました。

考えてみたら、心理の先生に、あなたの親はどういう人ですか。と色々なエピソードを話した記憶があります。「どんな人かを一言で言うのではなく、どんな時にどう言う事をしていたのか」「あなたにどんな事を良く言っていたのか」などを聞かれました。
環境と言えば環境なのかもしれませんが、親の影響を受けているのでしょうね。

私の娘が外見に興味があるのは、私が「可愛い」と言いすぎたからかもしれません。もっとたくさんの点で声をかけたら、もっと違っていたのかもしれませんね。とは言え、外見の事は、娘がジャッジをしてくれます。有難いことです。
きっと他にもいろいろ言ってきているから、影響を受けているんだろうなあ。
「ごはんは、きれいに一粒残らず食べようね」「箸の持ち方はきれいにね」「字は人を表すよ」色々言ってきたなあ。親に言われてきた事ばかりだなあ。

発する言葉の影響力をもっと知っていたら、自分が要らないと思って選択できた言葉もあるんだろうなあ。
前の職場で、良い環境を作ったら自然にみんな頑張れると思っていたのは、環境だけを見てきたけれど、もっと違う声掛けができていたら、もっと違っていたのかなあ。
思うこと、思い返す事ばかりです。

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