能力は同じなのに結果が違う

先日、自身のメンテナンスのために眼科を受診しました。
その時に不思議な事がありました。
身体だけじゃなく、ビジネスも色々考える部分もあるなあと感じた事です。

コンタクトレンズを使用しているために、定期的なメンテナンスで伺ったのですが、面白かったのが、
裸眼での視力や見え方には差がないのに、コンタクトレンズを使用した時の視力が、前回よりも悪くなっていたのです。

目のカーブなども調べて下さったのですが、差はないそうです。
にも関わらず、見え方が違うのです。

年齢的に「ろ、老眼のせい?」と思ったのですが、それならそれで裸眼の時にも解るそうなのです。

何が違うのか・・・。
体調によって?目の乾き方?他にも視力だけで測れない事があるそうなのです。

初めての体験でした。
視力そのものの能力が一緒なのに、結果が違うなんて・・・・・。

その時にふと中学の頃のある生徒と先生のやり取りを思い出しました。
先生「お前はIQは学年でダントツ一番なんだ。なのに、どうして点数が低いのか。
   単純だ、やらないからだ。
   私を信じて、今度のテストだけ頑張ってみろ!」
生徒「嫌だ。勉強嫌い」

そう言いながらも、その生徒は本当かどうかに興味を持ったのでしょう。
なんと本当に98点。しかも満点の人は一人も居なかったテストで、毎回頑張っている人と同じ98点。

その後、2ヶ月位だったか、彼女は頑張って、毎回テスト上位者として名前を呼ばれていました。
が、彼女は「期待されるのが大嫌い」と、また勉強をしなくなってしまったのです。

それを見た時に、能力をどう活かすのかは、本人次第なんだなあと思いましたし、私などはコツコツ積み上げるしかないんだろうなとも思いました。

ビジネスも同じ。
能力があるかどうかではなく、ある能力をいかに発揮させる場を作るかが上司の役割だとしたら、その持っている能力を発揮するかどうかは本人次第。卒啄同時でないと、ビジネスではいけないのかもしれません。

まだまだ自分も周りも気付いてない能力があるんじゃないかなあ。
もっとあるんじゃないかなあ。
活かせてないこともあるんじゃないかなあ。

そう考えてしまった眼科での出来事で、目も疲れていて見る気さえなかったのかもしれないなあと。

全く違う場面なのに、ふとそんな風に結びついてみると、能力ばかりのせいにしていることってあるけれど、そうでないことはあるし、人だからこそ、それはどんな場面でも一緒なのかなあと思いました。

きっと、最近「ああ、能力不足。磨くのも限界あるのかなあ」って少し落ち込む事があったので、その考えをどこかで払拭したいと思っていた自分の内面の思いが、結びつけてくれたのかもしれません。

能力を磨くのも大切なことだけれど、能力だけのせいにしないで、その時の気持ちや感情、考え方なども一緒に振り返っていく事も必要なんだろうと思いました。

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