ネイティブコーチのひとりごと

ネイティブコーチと仲間から言われるsmilecoachの考え方、コーチング的要素、日々の生活や研修講師・リーダーを楽しむ様子からのsmilecoach自身の気付きを毎日お伝えします。

たった一言が、あの人を変えた

   

目一杯頑張っていて、目一杯な仕事をしている人がいます。仕事量も半端ない、残業も半端ない、身体の不調も始まっている。そんな方に、あなたならどんな声掛けをしますか。

本人の自覚としても、傍から見ても、明らかにオーバーワークではないかと思うほどの仕事をされている方がいらっしゃいました。
凄い能力の持ち主なので、できればその状態で続けて欲しい位ですが、このままではその人が体調を崩して、仕事に支障も出てしまうかもしれません。
けれども、人を雇うだけの余裕はないのです。

そんな時、どんな言葉をかけますか。

私も「小林さんが頼りです。頑張ってね」「頑張ってるよね。凄いよね」と言われて、確かに嬉しかったのですが、けれど仕事量もお給料も変わるわけではありませんでした。じゃ、お給料が上がればいいの?そうじゃないんですよね。その頃にはもうつかれてきていたので、とにかく解放されたいと思っていました。

「一人入れようか?」と気遣って下さる上司はありがたかったのですが、「今、回っているのに、どうして雇う必要があるのか。現場優先だから、間接部門は後だ」と幹部に却下されたこともありました。

コーチに話をしたら、「何か削れるものはない?」「人を入れてもらうにはどうしたらいい?」など話をされましたが、どうも「これ以上は無理です」と言いたい気分になってしまいました。きっと心の中の叫びは「やれることは、もう毎日削ったりしているし、やれることはやってるんだから、これ以上は無理だよ」という思いだったんだと思います。

自分がコーチをしていて、つい同じような質問を投げてしまったこともありました。けれども、その辛さを知っているのも私でした。

ふと、クライアントさんに、私の思ってた事を伝えました。「人は減らされる事はあっても、増える事はなく、仮に空いた時間があれば、自分達で仕事を見つけていけるから、仕事はどんどん増える一方で減る事はない。そうなると、少ない人員で今を重ねていく事って本当に大変だよね。良く乗り越えているよね。」と。

すると、急にクライアントさんの声が変わったんです。
「本当にそうなんです。でも、外から見ると楽に見えるのか、人と接する時には笑顔で接するから楽しそうに見えるのか、いつも大変な事を解ってもらえないんですよね。そうは言っても、何か変えて行かないと自分達が会社に潰されてしまいますからね。」
と、思っていた感情を口にした途端、「無理」「これ以上は変えられない」とかたくなだったクライアントさんが、「それでも、どこか変えられる事はないか。」「せめて、大変な中でも楽しいと思える瞬間を作れないか」と、前向きな考え方に変化したのです。

大変な事を解ってほしかったんだろうなあ。
率直に感じたことでしたし、私自身も振り返った言葉でした。

相手の事を知ろうとして、相手の頑張っている事を認める事が、その人を変えるんだなと感じた瞬間でした。

それが全てではないかもしれません。
けれども、この時ほど似たような辛さを感じてきて、心から認める言葉が自然に発せられる事が、こんなにも相手に影響を与えるんだなと感じた事はありませんでした。

体験が似たようなことばかりではないけれども、その人そのものを受け止められることが、また言葉になって出た時に、相手も自身を認めて、次のステップに目を向ける事ができるのでしょうね。

そう考えて見た時に、じゃあ子供はどうなんだろう?って観察してみました。
そしたら、娘の観察でしかないですが、「ありがとう」と言われた後の娘は違っていました。

一人ひとり、受け止め側が受け止められる言葉は違うのかもしれませんが、認めるということの偉大さを感じてみて、改めて本気で言えるように、私自身はいっぱい転んだり、辛かったり、悲しかったりする思いも重ねながら、痛みや辛さも味わえる人間でいたいなと思いました。結構、飛躍した発想かもしれませんが、色んな体験をしただけ、周りの人も頑張っているんだなって思い続けられる自分でありたいと思いました。

コケる事を恐れない。
それが、周りの人達に必要な時に必要な一言を、自然に伝えられるための、私なりの取り組みかなあ。

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