ヤル気のない時があったっていいじゃない

いつからか、ふと思うことがあります。いつもやる気に満ちている人っているのかなあと。あなたはどう思います?

私は、「いつもやる気に満ちてて凄いですね。」「いつも元気で羨ましいです。」などと言われます。
けれども、決してそうでもない事は、ブログを読んでくださっている方ならお気づきかもしれません。ただ、立ち直りが早いだけなんです。
「くよくよしている時間が勿体無い。」って思って、くよくよしても、ドーンと落ち込んで、落ち込み過ぎたら、そんな自分から抜け出したくなるから、抜けだしたいと思ったら抜け出しているだけです。

やっている事が、上手くいかなくて、やる気が無くなった時も、「もう全部止めてやる!」と思う事もあります。けれども、本当に何もしないと、つまらないと思うから、また「よしっ、やるか!」と思うだけ。

そう考えると、やる気が継続するって、仕事などが多いとしたら、仕事以外で休める時間がある人が使う言葉なんだろうなって私は感じています。

敢えてこの話をするのは、「やる気が継続できない」と落ち込んで、「やる気を出さなければ!」と無理をしていた人が、ウツ病になられてしまいました。
Aさんとしますと、このAさんは、本当に仕事熱心で、バリバリと仕事をこなす方です。本当に「疲れ知らず」と言われる程だったのですが、ある時期、急にミスが発生するようになったそうです。

Aさんは「ヤバい」とばかりに、更に仕事での緊張感を持って仕事をされていて、睡眠時間もロクにとらず、がんばり続けました。

ところが、ある日、仕事に行く気力もなくなり、本当に突然、やろうと思っても力が出ず、頭も回らず、そんな自分が許せなくて、自虐行為をされました。
慌てた家族が、病院へ連れて行ったところ、ウツ病との診断を受けたとのことでした。

この話を聴いた時に、「やる気は出るものであって、出すものではない」んだなあと感じたのでした。

やる気が湧いてくるように、楽しみや目標や何か、その人にフィットするものを見つけてみるのは、一つなのでしょうが、あまりにも「やる気やる気」と自分を追い込んでしまうと、自律神経のバランスが崩れてしまうこともあるのですよね。
交感神経と副交感神経、簡単に言うと、「緊張と弛緩」と私は受け止めていますが、両方がある事が大切なのに、「緊張」だけをいつも持ち続けるのは、身体に無理をさせるという害になってしまうこともあるのですよね。

仕事でやる気を常に発揮したいのであれば、他の時に休める時間を持つことも大切でしょうし、仮に仕事でちょっと緊張をほぐす時間があっても、それは、良い緊張、やる気が出るための、大切なエネルギーに変わるのですよね。

やる気が湧いて、持てる力を発揮するには、休む時間も大切なエネルギー充電時間なんですよね。
身近な方が、病気になった事で、自分も含め、「休息」という事も考えてみたくなり、書かせていただきました。

あなたは無理して、やる気を出そうとしていませんか。
あなたが自然とやる気になる時ってどんな時ですか。
あなたが次のエネルギーを使う時のために、休む時っていつですか。

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