経営者のサポートをすると前の職場で決めてから、一段と「リーダーとは」「リーダーシップとは」という事を考えたり、本を読んだり、講演に参加したりと、本当に多くの事を学んできたのですが、実際に自分がリーダーになった時に、頭で理解していたことが、実際に同僚や部下を相手にすると、そうそう簡単なものではないと思い知らされる事が多々ありました。けれども、たった一つの事だけは、ずっと実践してきてよかったなと思える事があります。
考えてみたら、小学生の頃からリーダーをお願いされることが多く、自然に身についたものもあるのかもしれませんが、大人になってリーダーをした時に、人の気持ちや考えを尊重しながらも、チームの目標を達成していく事にすごく苦悩したし、今も苦悩しています。
けれども、リーダーというのは、「変革を恐れない」という事だけは一貫してあります。
それは、チーム自体の変革もそうですが、まずは自分自身が変化していく事を恐れない事だなと感じています。
他の人がやっている素晴らしい事があれば、やってみる。「タイプが違うから合わない」「自分や自分のチームにはミスマッチだ」と判断するのはやってみてからでもいいのかなと考えています。確かに、最初から明らかに合わない場合には時間の無駄になったり、部下を混乱させてしまうので、やらない事もありましたが、まず自分だけがやってみられる事がある時には、まずやってみて感触を確かめる事が多かった気がします。
そのことによって、自分の頭の認識が、感覚と知覚へと変わっていく事を感じると、次、何かがあった時に、「そう言えばあの時の事をもう一度やってみよう」と思える事も多々ありました。頭ではなく、体が覚えていてくれる感覚です。
こうした事を続けていると、選択肢がどんどん増えて、柔軟な発想ができるようになります。そして、部下の柔軟な発想に対して、「やってみよう」という一言が簡単に発することができるようになりました。おかげで、部下から沢山の提案をもらい、チームの変革へと繋がっていったと感じています。
「このままで」とか「維持する」という発想をすると、社会の変化についていけなくなります。もちろん大切に受け継いでいくものもあるのですが、その部分以外は、社会の大きな変化に柔軟に対応できる組織が生き残っていくと考えられます。
そうなると、常に柔軟である。つまり変革を恐れない。チームだけじゃなく、自分自身が変化を恐れない事は大切な事ではないかと私は考えています。
まだまだ社会の変化についていくだけのリーダーシップしかない私ですが、自分自身もリーダーとしての経験や学習を積み重ねながら、コーチとしては、リーダーの皆様や、チームの変革を支えられる存在でありたいなと思っています。
思いを形にする。
常に意識していきます。
宣言みたいになってしまいましたが、ふと変わる事を恐れているチームに出会った時に思った事を回顧しながら、今の自分を重ねて書いて見ました。
あなたは、変革や変化することを恐れていませんか。
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