五感で聞く

五感をフル稼働して、話を聞いてみると、その人の人となりなどが聞こえてくることがあります。
人の話は守秘義務があってなかなかできないのですが、最近、聞かれてなるほど、と思った事がありました。

ある講師の集まりで、ほかの人が発信するときと、私が発信するときのトーンが違うそうです。それに気づいた方が「お一人だけ特徴的ですね」と仰るので、何が特徴的なのかを伺いました。

すると、「他の人は外に発信している感じですが、smilecoachさんは最初だけ発信しますが、その後は自分の中にアクセスしている感じがします」と。
「そうなんです。もともと発言したり、前に出る事は苦手で、自分の体験がお役に立てばと思って、勢いをつけて声を発するんですが、その後はどう伝えたら伝わりやすいかな。これで伝わるかなという方が気になって、周りの聞く様子に集中しながら話しているから、発信しているという感覚が後回しになってくるんです。声に出ているんですね。」と伝えました。

その人がそこまで感じ取ったわけではなく、ただ発信の声の違いを感じたそうなんです。「私を見て」という感じがしないのだそうです。

ふーんと思いながらも、見えないつもりで伝わってしまっていることがあるんだなということ。そういう部分を私達コーチは見ているからこそ、「見抜かれてしまっているみたい」と思われるんだなあと。

五感を駆使して聞くというのは、トレーニングで得たものかもしれませんが、大切にしたい感覚だなと改めて感じました。

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