隠しても悪い影響になるのならば隠さない

片頭痛を隠しても、無意識に眉間に力が入り、声もはれないので不機嫌に見えてしまう。周りが委縮する。
これは私の経験です。

本当に周りに迷惑かけないように必死で隠したつもりが、結局部下に「不機嫌」と捉えられて、話しかけづらくさせてしまう。なぜかそういう日に限って、トラブルが起こり、トラブル報告が遅いので、本当に「不機嫌」になってしまう。(気持ちのゆとりもないから、不機嫌になった事を抑えられない)という事がありました。

当時の部下は信頼関係も大切にしていたので、何でも言ってくれる人でした。なので、「今日のsmilecoachさん言いづらいでした」と。事後報告ではあったけれど言ってくれたので、「ごめん。片頭痛もちで、本当に頭痛だっただけなんだよね。隠せてなかった?」「はい」とやりとりして、これからは伝える事になりました。

「ごめん。今日は調子悪いです。不機嫌に見えるかも」と言っておきます。私の所に別の部署の人が話しづらそうに来ると、「今日は頭痛らしいので、小さめの声で話してあげてください。」と彼女がフォローしてくれて、その瞬間に安堵する表情になる相談者。「ああ、ちゃんと隠さず伝える事も大切だなあ」と思いながら、隠さずに話すようになりました。

別の方が、同じく隠そうとしている事にも気づくと、「隠すことで周りも察しちゃうかもしれないから、隠さなくてもいいよ。どうしたの?」と聞いてみる事にしました。
本当に良い方々ばかりなので、本当に不機嫌なわけではなく、体調やご家族の体調不安などの方が、「迷惑をかけたくない」と思って隠そうとしている状態だったので、その状況を解ってあげられるだけでも、本人も周りも共に楽になることが多かったです。

子供は、精神的に落ち込んでいると、本当に顕著に表に出ます。が、理由は隠そうとすることもあるのですが、私の子供もそれを繰り返して、誤解をたくさんされていたので、今は進学を機に、言葉にするようにしているそうです。「ごめん。色々あって、今日は元気ない。でも、あなたに何か不満があるわけじゃないからよろしく。」と。

相手が不機嫌だと、どうしても「私が何かしてしまったのだろうか」など感じさせてしまうことも多いのでしょう。が、ちゃんと「自分の中の問題があるんです。」と言う事を伝えることで、周りは反応を過度にしなくて良くなり、結果として悪い影響は少なくなるように思います。

隠そうとしても見えちゃうなら、隠さなくても良い範囲では話すか、私自身の問題だよ、と言ってあげることも周りを気遣う事になるのではないかと改めて思います。

人は関わることで生きているのだから、「迷惑かけないように」と隠した事が、更に迷惑になっちゃうかも。だったら、関わる人のためにも、自分のためにも、「どうしてほしい」というわけでもなく、「今はこういう状態」と話しても良いのかもしれませんね。

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