認定されてみての変化

コーチとして認められての変化を改めて問われたことで考えた事。

コーチとして、時間数だけを積み重ねていたが、コーチを養成するコーチにはICF(国際コーチング連盟)の資格を取得してもらいたいという要望のもと、時間数に見合ったレベルに達しているかを確認してみようと思い、上位資格を受けてみました。
それが3年半ほど前になります。その資格がMCCというのですが、マスターという最上位資格でもあります。

認めていただいたことで、お客様に対して、良いものが提供できているんだなというお墨付きをいただいたようで安心もしましたが、正直、私がMCCで良いのかなあ、とプレッシャーを感じる事の方が大きかったです。

とは言え、まだ日本ではこの資格保有者が少なく、40人にも満たない状況です。
大きなハードルは、コーチング時間数なのかもしれません。PCC(プロフェッショナル)資格が750時間に対し、MCCは2500時間以上のコーチング時間と、実技試験があります。
この時間数が大きいのでしょう。

たくさん素晴らしいコーチ達がいらっしゃるのですが、以前の私のように資格にこだわってないだけの方もいらっしゃると思います。だからこそ、認定された以上、そのレベルのコーチングを提供しなくちゃと思うプレッシャーがどこかにありました。

そんな折、MCCの人たちの話が聞きたい、という企画に、なぜか参加することになりました。(そういう企画だとは知らずに参加)
事前に、メンターであるMCCコーチとも改めてMCCについて言語化もしてみました。違いについて書いてあるサイトをコーチとともに見てみたり。結構、面白い体験をさせていただいた気がします。

結果として、良い機会になりました。
メンターに問われたのは、「750時間と2500時間の間の差から感じるものは?学んだものは?変化したものは?」というような問い。
積み重ねた結果、何が変わってきたのか。そして、この3年半でどう変化してきたのか。

根柢にあるものは、クライアントさんとの信頼関係の度合いが増した気がします。より対等に。より学び合えるパートナーに。
物事と関わるのではなく、その人と関わっている、と表現したらよいでしょうか。
良い関係だからこそ、言いづらいことも言えるし、相手からも言ってもらえることもあります。

正直、何かをスキルとして身に着けてきたというよりも、人間性を共に高め合っているのかもしれません。
とは言え、スタートが凄くダメダメちゃんで、しかも亀のような成長の私ですから、時間をかけて積み上げてきたのだとしたら、これからも、ゆっくりじっくり、自分のペースで一生かけて成長していけたらいいかなと今は思います。

人間らしく、悩んだりしながら、進めたらいいかな。
その自分が、お客様のためになるのなら、その時その時の精一杯で関わっていきたい。関わり続けたい。

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