軽やかに思考する

コーチングを受けるようになって変化したことで一番の変化は、「前向き」になったことです。そして、コーチングを学び始めたことで、一段と前向きな思考を促せるようになったなと思います。特に仕事の場面で。

前向きが良いか悪いかという議論は置いておいて、私にとって前向きというのは、仮に後ろに下がっても、軽やかに思考できるようになった気がします。
要は、考え込みすぎないで、動くことができるようになりました。

それは、いろんなコーチと関わらせていただいていた時の二人のコーチに影響された言葉だったのです。
「全然問題ないよ。命にかかわる事じゃないんだから。なんでそんなに深刻になっているの?」
「考え込んで動いても、あまり考えずに動いても、結果がまずければ、また考えるんだから、軽やかに考えたらいいじゃない?」

正直、私は前の職場で、営業が一人しか居らず、やりがいはあるものの、会社規模が大きくなるたびに社長から運営も任される場面が増え、どうしていいのか解らなくなってしまったり、考え込んでしまう場面があったのです。
コーチと話しても、また落ち込む。うまくいかなくて、また落ち込む。
そんな時に、たくさんの視点に触れてみようと懇親の場に参加した所、話を聴いてくださったコーチ仲間二人からの言葉でした。

「それはそうなんだけど・・・。頭で解っていても、現実が目の前にあると悩むんですよ。」と心の中の声が叫びました。
けれども、数時間もしない間に、確かに仰る通りなんだなあと思えてきました。
その中でも「軽やかに」という言葉がすごくヒットしたのです。

深刻になりすぎず、でも考えた意味がある事を考えたい。だったら、もう少し気軽に考えてみることで、思考を広げてみよう。ある程度まで考えたら、考えつくすより、動いてみようかな、と思えるようになったのです。

軽やかに考えるポイントは三つだけ。
一つは、自分がしたいことに関係あるのかどうか。
 関係ないことに悩むのはもったいないので、悩むのをやめてみることにしました。
二つ目は、自分にとって意味があるのか。皆にとって意味があるのか。
 目的や意図がないのに、考えつくそうとしても、きっとそれは「やらない理由を探すだけで、考えつくすことではない」のではないか。
多分、三つめが、深刻になりすぎていないか。

それだけです。
心理学者の方が、「本当にやりたいことなら、人は自然に動く」と仰いました。
考え込むのは、やりたくないとか、意味がないとか、少しでも思っての事なのか、それとも次の一手を打つために考えたいのか、まず分ける必要があるんだなあと思ったのです。

だから、敢えてYesN0で答えられる問いを自分に投げてみて、少し我に返る時間を持ってみると、軽やかに考えられるようになりました。

最近は、公私ともにバタバタしていたので、何事も深刻になりすぎていたように思います。
そうなると、思考ばかりで行動が止まったり、本来考えたい事に思考を回せなくなっていたりと、結構頭の中がパニック状態に追い込まれていたように思います。
けれども、ふと「軽やかに」を意識したとたんに、凄い勢いで、思考も行動も上手くいき始めました。

まだバタバタしていた分が取り戻せていないけれど、今週末には平常に戻れそうです。

大変な時こそ、思考を「軽やかに」してみませんか。

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