話を聴くって重要なのでしょうね

今さらという気もするのですが、話をすることも大切だけれど、相手に考えてもらう場面では、話を聴く事の方が重要なのだという事を再度確認することができました。

最近、コーチングのクライアントさんとのセッションで、本当に話しを聴く時間の割合が更に多くなった気がします。意識しているわけではないけれど、一生懸命話してくれている相手の話を、ただ真剣に、思い描こうとしながら聴いていると、質問もシンプルになって、どんどん相手の話すことが短くなっていくのが分かります。

その上で、相手が発する言葉は「話してみて気付いたんですけれど・・・・・。でも、自分だけでは考えられなかったと思います。」という言葉です。自分で話をしているなら、自分だけでも出来そうな気がする。けれども、別の視点から聴かれるからこそ、状況も見えるように話そうとしている相手の人が居て、そのために自分の中で状況説明をするのに、かけている点が見えてくる人。質問された事が新鮮で、気付く人、などがいらっしゃいます。

全てではないでしょうけれど、最近、こうした意味からいうと、「質問をしよう」とは思っていません。しっかり聴こうと思っていると言った方が良いのかもしれません。その中で、見えない部分を聴いていく。もっと知りたいと思う部分を質問する程度です。流れの中なので、質問は、「誰が?」「何を話したの?」というような短くて、シンプルな質問。

気付かせようなんて思っても居ない。本当にただ真剣に聴いているからこそ伝わってくるものとそうでないもの。本当に聴く事が大切なんだなとつくづく感じました。

自分のセミナーでも、「まずは真剣に興味をもって聴いてみましょう」という話をして練習もします。何度も何度もその練習を繰り返しているうちに、シンプルでするどい質問が勝手に浮かんできていました。それをシンプルにできるためにもまず聴く。そんな事を感じています。

子供でさえ、話を聴いていると一生懸命説明してくれます。勉強の事も学校の事も、いろんな話をしてくれます。それを真剣に聴いてあげられる時間が作れれば、子供は自分から話す時間を楽しみにしてくれるように感じます。

上司も然り。報連相が少ないと思われる部下をお持ちの方は、自分が話を聴いてあげているかをまず確認してみるのも良いと思います。報告したい環境、相談したい環境。それをまず作ってあげることからはじめてみませんか。

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