質問で、会話のハードルを下げる

昨日は、面白いなあと思ったことがありました。
それは、初対面の方々と会話をするのが苦手だという方が発見された「質問の使い方」でした。

ずっと技術職で、黙々と仕事をされていたAさん。
その後、技術営業できる人を増やしたいと、営業職に転向になったそうです。しかし、会話をするのが苦手で、結局、なかなか新規の企業に踏み込めず、なれた所ばかりに行ってしまっていたそうです。

しかし、昨日、発見をされたそうです。

質問を通して、相手の問題解決をするアクションラーニングの会議を行ったのです。
私はコーチとして関わっていて、本当に内容については、守秘義務でお話はできないですが、大きな変化に直面し、達成感を感じる方も多かったです。

そんな振り返りの時に、その方が仰ってくださった事が印象的でした。
「会話が苦手なんだけど、相手が少しでも話してくれた方に、解らないことを素直に質問するだけで、相手との会話ができるっていいよね。自分が話したり、意見したりするとなったら、相手の事をしっかり理解してから話そうとしちゃうから、なかなかハードルが高くなっちゃうんだけど、質問なら、聞きたくなった事を素直に口にすればよいから、会話のハードルが下がる気がしたよ。」と。

確かに、相手に興味を持っている事も伝えられるし、相手も質問したら答えようとして話してくれるわけだし、確かにそうだなと。
会話の量を増やすのは、自分が語ってばかりの時よりも増えるという事にも気づかれたようでした。これもなるほど!!

普段の苦手意識も変わったようで、明るい表情に変化されていたのが、見ていてうれしくなってしまいました。

この方に限らず、質問で「会話をする」という事に対してのアプローチを「話す」から「質問する」という事に変えても良いですものね。
質問を普段使う別の視点の効用を知る事ができ、私も学びになりました。ありがとうございました。

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