何かが変わる時

先日、尊敬する経営者Aさんとお話をさせていただいた時、ふと感じた事は、何かが変わる時には「ステージが変わる」んだなという事です。

Aさんいわく、「昔から仲良く、しかもライバルのように、切磋琢磨していらした同士と、最近連絡も少なくなり、仮にどこかで会っても挨拶位なんです。私達に何が起こっているのだろうか。」と。

しかし、その少し前に私の話を聴いていただいており、その時に「smilecoachさんのステージが変わったんですね。その人達との関わりに執着しなくても良くなったのか、自分の方向性が見えてきただけのではないでしょうか」とおっしゃっていました。

この言葉は、そっくりAさんに当てはまるものなのではないかと感じて、同じようにお伝えしました。
すると、「そうだよね。確かに会っても、本当に何とも思わなくなっていて、不思議なんですよね。」と。

きっと「何でこんな風になってしまったんだろう?」と考えこむステージから、「これで良かったんだ」「なるべくしてなったんだ」「方向性が違うんだろうな」など、客観的に見て、過去の原因に執着しなくなった事で、「自分が進みたい方向」を明確にし、そこに向けて進むというレベルの違うステージに進まれたのだろうと私もお伝えし、そして、自分にも同じように言える事だと自分の中にも伝えるつもりでお話しをしました。

そして、Aさんとその時にその話をするのは必然だったのかもと思うと、何かが変わる時って、こうして一瞬一瞬に何か感じて、「これでいいんだ」って思って、踏みしめながら進んでいるのかなと思いました。

ちょっと抽象的な話で伝わりにくいかもしれませんが、あなたもこうした階段を昇るような、ステージアップを繰り返していらっしゃるのではないでしょうか。
私が変わるわけでも、相手が変わるわけでもなく、自分の立っているステージが変わっただけ。
そこで、見える景色、音、考え、思い、人、いろんなものが違って見えてくるのかもしれませんが、それは後戻りできないステージなのかもしれません。

ある勉強を始めているのですが、先生に「もう引き返せませんよ」と良く言われます。例えば、「一度聴こえるようになったものは、もう聞こえてしまうようになるんですよ」と。これと同じなのかなと。

何かが変わる時って、自分で自分のステージを変えた事。そのステージを「何で変わっちゃったんだろう」ではなく、存分に楽しみたいものですよね。

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