ネガティブな感情を切り捨てようとしない

メルビンスミス博士が、コーチングメカニズムが長期的変化にどう寄与するのかを話されたものが、凄く印象に残りました。


2006年に提唱されたものとして
Richard Boyatzis, PhDによって開発されたIntentional Change Theoryは、個人が自己の中で持続的な変化を起こそうとする場合、従うべき5つの常識的なステップを概説しています。この5つのステップとは

理想の自分を発見する
本当の自分を発見する
学習課題を作成する
新しい習慣の実験と実践
サポートを受ける

以上をアニタハワード博士が更にどうしたら長期的にその効果を持続できるのか、を更に語っていらっしゃるようです。(翻訳ソフトを使っているので認識がずれていたらすみません)

ポイントは「感情」
人のポジティブな感情的アトラクタ(PEA)または理想的な自己とネガティブな感情的アトラクタ(NEA)または本当の自己を繰り返しアクティブにして、ポジティブで持続的な変化を生み出します。
特に、否定感情の軽減が大切とは仰っているのですが、無視しましょうという事ではない。

「私たちの本当の自己を構成する現在の現実、恐れ、問題、不足、悲観主義、および自主的な改善目標」と否定感情を定義すると、否定的な感情が、本当の自分の自己効力感についての不協和な考え、感情、記憶、意味、懸念として記憶されてしまう。
前向きな感情は柔軟性と創造的思考を高めます。このため、彼らの最も価値のある利点のいくつかは、彼らが否定的な感情状態と相互作用するときに発生する可能性があります。ポジティブな感情は、ネガティブな出来事の後に反芻などの「不適応な規制パターン」を発達させる傾向を減らします。ポジティブな感情とネガティブな感情を同時に活性化することで、人々はネガティブな経験を処理して学ぶためのポジティブな心理的リソースを生成することにより、逆境から学ぶことができます。ハワードは、共活性化を通じて、意図的な変化によって、より広い範囲の感情的知識にアクセスできるようになることを示唆しています。どちらも、変化を触媒するためにポジティブな感情やネガティブな感情だけに頼るのではなく、クライアントの長期的な変化を高めることができます。(Google翻訳)

上記を読んでも、否定的な感情に陥るメカニズムに気づいて、柔軟に捉え直すことが必要。ということだと受け止めると、理論の2ステップ目の「本当の自分を発見する」というのは、メカニズムに気づくこと。なのかなあと。
そして、その捉え方に課題意識を向ける事であるのかなと。

そして、この感情の揺れは私たちには果てる事がなく、どちらも大切にしながら、メカニズムをその時その時でどう変えていけばよいかを学んでいく事で、持続可能にしていくことができるのでしょうね。

とは言え、自分で陥っているメカニズムには気づきづらい。だからこそ、コーチが関わり続けるのかもしれないですね。
そして、コーチ自身も感情の揺れはあるのですから、自身も陥らないためにも自分を知る時間をとっていくことは大切なのでしょうね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました