楽観的な発想の生み出し方

最近、何だかザワザワしている感覚があります。あくまでも感覚なので、意味不明。けれども、ザワザワ感が「このままじゃいけない」と言っている気がして自分を責めてしまいそうな時に、ある文を読みました。

マーティン・セリグマンの文

セリグマン博士によると、オプティミストは、常に「自分次第で状況は変えられる」と思っている。
一方、ペシミストは「どうせ自分が何をしても状況は変わらない」 と考えているそうです。

同博士は本の中で、オプティミストの方が、さまざまなことにおいて、ペシミストよりも成功する確率が高いということを多くの事例を元に検証しています。
・楽観的な生徒は、悲観的な生徒に比べより良い成績を上げる。

・楽観的なメンバーの多いスポーツチームは、
悲観的なメンバーが集まったチームよりも多くのゲームに勝利する。

・楽観的な選挙の候補者は、悲観的な選挙の候補者よりも
多くの票を集め当選する。

これらに対し、株式会社コーチエイ代表取締役の鈴木義幸氏は

では、人に対してオプティミストである人とペシミストである人は、
何が違うのでしょうか。

人が「行動」を起こすときには、その前提として、
当然「ある思考」が頭の中を流れます。

さらに、もう少し詳しく見ていくと、
「思考」は「質問」と「回答」から構成されています。

朝起きる。
「何を今日は着ていこうか?」と自分に問う。
「大事な会議があるからネクタイをして行こう」という回答が生まれる。
その回答に基づいてスーツを着、ネクタイをしめる、といった具合に。

そう考えると、
オプティミストは自分に「人に対して行動をあきらめないような質問」をし、
ペシミストは「人に対して行動をあきらめるような質問」をしている可能性があります。

どうも、悲観的な人は、相手が期待する行動をしてくれないと、
次に同じような場面になったときに、「相手はどういう反応をするだろう?」と、
往々にして相手の出方を気にかける質問を自分にしているようです。

相手の反応を気にしながら質問するわけですから、
「よくない反応をされるだろう」という消極的な答が出る可能性が高くなります。
よって、行動は抑制される。

一方オプティミストは、一度うまくいかなかったとしても、
次の場面で「今、自分は、この人にどういうアプローチが取れるだろう?」と、
自分ができる選択肢を発掘する質問をすることができます。
結果、オプションが広がり、行動が促進される。

おそらく、人に対して軽やかにあきらめない人は、
常に「自分は今、目の前の人に何ができるだろうか?」と
「自分の行動」を問うことができるのだと思います。

と述べています。

私、そういえば、最近、「周りにどう思われているんだろう?」って気にしちゃってたな。と思いました。
それが、ザワザワ感に繋がり、結局、ここで言うペシミスト的発想を生み出してしまっていたんだなと感じました。

問いを変える事で、発想が変わる、鈴木さんの本にも、更に詳しく書いてあります。私もこの本は好きで何度も読んでいるのですが、今の私が、ペシミスト的問いをしていたんだなと思いました。

もう一度、読み直しながら、楽観的な発想が出来る自分に、問いを戻してみようと思います。
あなたは、どちらの問いをされていますか。

コメント

  1. wakuwaku より:

    こんにちは、スマイルコーチさん
    コップの水でよく表されますがモノの見方って、人によって、時と場合によってホントに違いますよね!! 自分でも驚きます。オプティミストは素晴らしいけど、ちょっと辛いときは、無理せずに中間にとどまるくらいでもOKだと私は感じています。
    ただ、ザワザワ感はザワザワ感であり、自分を責めることはないと思います。
    ザワザワ感を感じちゃうスマイルコーチさんは、ヤッパリ素晴らしい人だと私は感じます。
    WAKUWAKUからのメッセージ『あなたはよくやっている。』 『あなたは常に最善を尽くしている』

  2. coachsmile より:

    wakuwakuさん
    ありがとうございます。
    本当に見方って色々なんですよね。
    楽天的って言うとちょっと今の私には無理があるけれど、軽やかにしたい思いが強いんだろうなって思います。
    メッセージ、嬉しく受け取りました。ありがとうございます。
    その言葉を発する事のできるwakuwakuさんにも同じ言葉を送りたいです。

  3. wakuwaku より:

    ありがとうございます

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