リーダーのセルフマネジメント

もう半月前になりますが、2011年9月29日に「実践するドラッカー」の著者である佐藤等さんのセミナーを受講しました。その時の話しの中で、リーダーにはセルフマネジメントが重要というお話でした。

ワーカーには二種類ある
一つはナレッジワーカー(知識労働者)で、もう一つがマニュアルワーカー(マニュアルに従って行う労働者)。
マニュアルワーカーは管理監督できるけれども、ナレッジワーカーに関しては数字があるわけでもないし、管理することが難しい。そうなると、ナレッジワーカーは、自らを自ら管理しなければならない。というのがセルフマネジメントの根底にあるようです。

では、自分を管理するために何をするのか。
まずは自分を知ろうとすることだそうです。強み、自分に与えられた役割、使命など、自分の事に関する様々な事を知る事によって、自分の貢献の仕方や、自分らしい生き方を表現できるようになるという事だと聞き取りました。

そして、自己管理の中心になってくるのが、時間管理だそうです。
ドラッカー曰く「成果を上げる人は仕事からスタートしない。時間(の創造)からスタートする」という事です。
人はすぐに時間管理というとスケジュールの管理をするのだけれど、「時の間」を管理するのだから、大切なのは、空いている時間をどう使うか。しかも空いた時間を有効に使うためにも、いかにまとめて空いた時間を作れるかだそうです。佐藤さんは「時間は量だ」とおっしゃいました。この目に見える形にできる空いた時間の量を、どう確保し、どう使うかが重要との事でした。

特に、忙しい人は無理と思われるでしょうが、それはあれもこれもやろうとするからであって、時間の廃棄もしないということでした。
時間の廃棄には二つの方法しかないそうです。
一つは止めること。
もう一つは、人に任せること。
だそうです。そして、廃棄するのは、自分にとって生産的でなくなった時間を見つけて行くことです。

どうその廃棄時間を見つけるのか。
それは、自分の時間の使い方を週や月、期などの、「期間」単位で振り返る事なのだとドラッカー氏も伝えているようです。確かにまとめてみるとかなりの時間を割かれていることもありますものね。
私も最近は、Facebookを観る時間が増えてしまいました。期間で見てみたら一月に数時間もあります。しかし、生産性といういう面では、ゆとり時間の活用にはなっているけれど、あまりにも大きい。そのために10月に入ってからは特に、投稿数を2~3回にして、その際に友達の投稿も見て、全て見きれない部分は仕方ないと割りきってみることにしました。すると、時間的にゆとりが持てるようになりました。その時間を使って、本を読む事にしました。
この時間の廃棄のその後については、タイムマネジメントの効果として10月3日の日記にも実践している様子を少し書きました。

また、成果をあげる一つの習慣は集中であると、ドラッカーさんは仰っています。集中とは「どれに」「どれだけ」集中するのかを決める所から始まるそうです。
ですから、最初の方に述べました「仕事からスタートしない。時間からスタート」というのは、どれにどれだけの時間を費やすのかを計画することから始まるという事なのだと。

自らを自ら管理するしかない。そんな「人」という私達だからこそ、もう一度、自分を見つめ直してみたいなと思い、今は実践あるのみです。
まだまだ未熟なのですが、経験を重ねながら、自分なりのマネジメント法を見つけていきたいと考えています。
また、自分で見えない自分を観るためにも、コーチとつけ続けていきたいと痛感しました。

あなたは、あなたのマネジメントをどのようにしますか。
あなたがあなたを知る手段をどう作っていますか。

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