女性リーダーの苦悩からの脱出

別のブログに投稿したものでもありますが、私自身がいつも確認をする部分でもあります。一つの偏った考えかもしれませんが、女性リーダーとしての私について書いています。

女性リーダーの苦悩は、特に日本の場合は顕著に現れます。

それは、「家庭」と「仕事」のバランスです。

仕事のバランスを取る前に、結婚・出産・育児・介護と様々な事に直面する中で、どうしても「選択」に迫れてると感じたことはありませんか。

中には、「仕事」をとるか「家庭」をとるかの二者択一でお考えの方もあるかと思いますが、どちらも大切に出来る方法を周りの人たちと一緒に考えた事はありますか。

多くの場合、一人で考え、悩んで選択されるようです。

私自身、リーダーの責任を全うしながら、子育てをしようとすると、仕事の忙しい時に限って子供の発熱。子供と遊んでいる時に限って仕事のトラブル発生。なんて事があるたびに、どうしたら良いのか悩みました。

これは日本では特に「女性が家庭に主に携わる」という慣習が今でも残っているためです。私はこの慣習自体は日本の女性の特質を活かした関わりとして発展したものだと思うと、否定する気にはなれません。

けれども、周囲の人たちに協力を求め、「バランス」を常に考えながら進むことも出来ないわけではない!という事が、今の私のたどり着いた答えです。

女性リーダーになるような方は、既に仕事も評価されるほど頑張っていらっしゃる方が多く見受けられます。

だからこそ、「協力を求める」という事に抵抗があるのかもしれません。

が、協力を求める事は、ただお願いをするだけではなく、お互いの未来を共有する事の先にあると私は考えています。

これから自分がどうしていきたいのか。それが周りの人たちに与える影響は何なのか。共に築きあげるビジョンを共有していく事があった上で、「だからこそ、協力して欲しい」がなければ、ただの我侭になってしまいます。

バランスをとるための協力は、部下を同じ方向に導く時に似ているものではないでしょうか。

上記を語りながら、ある頃を思い出していました。
私自身がそのわがままに気付かずに、私のビジョンを私だけが見て、突き進もうとしたら、周りに協力してくれる人が減った事がありました。私だけのビジョンでは駄目なんだなと思い知らされました。

そして、自分の思いを語ってみると、自然に協力してくれるようになり、逆に同じビジョンを持つ人として、指摘も受けるようになりました。
私としては、自由に動ける方が楽ではないかと思いましたが、指摘を受けるようになって、今、本気で指摘をしてくれるのは、こうしたビジョンを共有している人たちだからこそと感じるようになったのです。

まだまだ同じような体験を、没頭すればするほど味わってしまうのですが、それもまた、その時必要なバランスが崩れ始めた時なのでしょうね。その時々に応じたバランスというのを、これからも模索し続けたいと思います。

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