言うことには責任を持つ?

言った言葉に責任を持つと言われますが、どこまで責任を持てる発言をしているのか。
何でも言ってごらん!と言う自由度とは、どのくらい関連しているのでしょうか。

何でも言っていい職場にも、やはりどこかしら言いっぱなしではいけないよ、というルールがあるのではないでしょうか。
それがなくて、何でも言っていいとなると、どうも違うことが起こっているように思います。

職場である以上、発した言葉に、どこまで自分の意見としての責任を持つのか。
ただ言うだけでなく、あなたが発した言葉であるという責任は持つ必要があるのではないでしょうか。

ある企業様で、「あなたは上司に○○と言われているよ。負けないで頑張ってね。」と伝えたAさん。
言われたBさんは、上司との関係が良好だと思っていたので、その言葉の真意も確かめず、上司とのやり取りがぎくしゃくしてしまいました。
上司は、なんだかおかしいなと思い、Bさんに話を聞いたところ、その事実が判明しました。
しかし、Aさんにも、周りの人にもBさんの事を○○と伝えた記憶もないです。Bさんを呼んで確認したところ、「××はいいんだよ。引き上げてあげたいんだけどなあ。」と話して居る上司の言葉を聞いて、Bさんに対して○○だと思ってたAさんが、ここぞとばかりに上司の言葉として伝えたということが判ったのでした。

話してみたら、上司もAさんが、そう思っていたこと。上司が認めてくれていることを知って、Bさんは、Aさんにも「教えてくれてありがとう。でも、Aさんが思っているなら、私が思っていると伝えてほしかった。」とAさんに伝え、Aさんも謝り、終了になりました。

その時に、上司も二人に謝りました。
「私が、個人に対する評価を聞こえるところで口にする時期じゃなかったかもしれない。みんながナーバスになっている時期に申し訳ない。お互いに自分の言葉には責任を持てるようにしていこう。」と。

思わず、この上司の関わり方が素敵だなと思い、素敵な上司ですね。と伝えると、3人ともうれしそうな表情をされていました。
改めて、言うことに責任を持つということについて考えさせられました。
ましてや、上司の一言って、どう伝わるのか、言葉になっているところをどう想像されるのか、本当にわからないものだなと怖くなりました。

私は、現状はリーダーと言う役割から少し離れている状況なので、また何かチームで動くことをやりながら、成長し続けたいと思いました。

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