いつまで続くのか

ネガティブな事が起こった時に、想像してみませんか。
「この状態がいつまで続くのだろうか」

仕事が目一杯になって来た時に、「この状態がいつまで続くんですか」と言われたことが何度もあります。
答えは、解らない・・・。

一時的な状態じゃないとしたら、変化させるか、あまりに苦しければ辞めてしまうのかもしれません。
けれども、明日、急に目いっぱいじゃなくなるかもしれない、という状態で、辞めることすらできないということもあります。

だったら、変化さえるのが、一番手っ取り早い。

もう手を尽くした感がある時には、この「変化させるのが手っ取り早い」とも思えず、ただただ苦痛でしかない時があります。

けれども、ふと思いました。
「目一杯な状態が有難いと思うから、自ら私は忙しくしているだけで、本当は仕事量をコントロールすることさえできる。だとしたら、いつまでこの状態で目一杯にするのかは、決められるのではないか。」と。

すぐに上司にも確認しました。
すると、「あと1年は頑張らないと。そうすると経営的に楽になる。」と言われました。
さすがに、あと1年目一杯は辛いなあ。
せめて、早く帰れるようにできないか。或いは、休みをしっかり休む事はできないか。

当たり前の事だろうけれど、目一杯な時は、どうしても逃げとして、「休日に頑張ればいいか」「残業すればいいか」と、仕事を変化させる前に、教務を変えないで、なんとか時間で追う癖があることに気付かされました。

何とか、早く帰ろうよ。「あと1年は今の目一杯な状態を続けて欲しい」という言葉があるからこそ、そちらは励みにはならず、疲弊してしまう言葉だからこそ、「早く帰ろう」「早く終わらせて、休みはしっかり休もう」を毎日の予定の中に組み込んでみることにしました。

正直、誰もが辛かったと思います。
でも、本当に1年頑張り通せました。
知らないうちに、効率も上がって、その量だったら何とかできるようにもなっていました。

振り返ってみると、「あと1年」と聞いた時のショックは大きかったです。
けれども、そんなに長い期間があるのなら、その期間を耐え抜く術を探るしかないと、考える事ができたと思います。

あと3ヶ月、と言われていたら、「あと3ヶ月だから、何とか乗り気切ろう」と、気合と根性で乗り切りましょう、となっていたのかもしれません。

「いつまで続くのか」が解ることって、全員が共有していたほうが良いのかどうかもありますが、目安が有ることでやり方が変わること、使う言葉が違ってくることも体験でき、凄く貴重な体験となりました。

両立も同じです。
「子供が◯◯歳になるまでには」「子供が◯◯歳になったら」「主人が退職するまでは」等という事は、実はよく考えられている事ではないでしょうか。
何気なく、いつまで今の状態を続けるのか、というのは身近にある考え方だと思いますが、無意識に使うのではなく、意識して使うことで、コントロールも自分でしていけるのではないでしょうか。

大変だと思うことこそ、「いつまで続くのか」「いつまで続けるのか」を改めて考えてみませんか。

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