信頼関係は自分自身と向き合う事でもある

信頼関係を作る際に、相手に興味を持って話を聞く事で、話しやすい環境や、あなた自身に興味を持ちますよ、という事が伝わると言われています。
それは本当に痛感するところではありますが、その際に、自分の事も知っていないと、無意識に価値観を押し付けようとしてしまったり、相手に評価めいた事を伝えてしまったりします。だからただ聞くだけではなく、自分自身がどうなのかも含めたやり取りは必要なのだろうなと思います。コーチングでは押し付けにならないように自分自身がどういう人なのかを相手に問いながらも、自分にも問いかけていく必要もあるなと感じます。

ある時、「今の自分を変えたい」という方がいらっしゃって、変えたいんだなという思いながら話を聞いていると、周りに変わってほしいと言っているだけのように感じる。私の中で、周りを変えるにはまず自分から、という考えがあったので、ストレートに「自分を変えたいのですか、周りを変えたいのですか」と聞いてしまいました。後から、他の聞き方もあるだろうし、違う関わりもあっただろうなと思うのですが、その時は「自分を変えたいって言っているのに、周りに変わってほしいんじゃん」と思っていたのでしょうね。

コーチングを学ぶよりも前で、部下でもない人なので、相手は聞いてほしかっただけなのかもしれないのに、勝手に信頼関係があると思ってはなった一言で、それ以来お話をすることはなくなってしまった人が居ました。

今でもその体験があるからこそ、「信頼関係は、お互いを知る事から始まるんだよ。関係なんだから。」と言われた事がグサッとささった事がありました。
その後、コーチングを学び始めても、「信頼関係は共に築くもの」「自分を押し付けない」「結果、自分と向き合う事にもなる」と色々聞いて、すごく刺さるようになり、それから自分自身より周りを知ってさえいれば、と思っていた思い込みが外れて、頻繁に「小さいなあ私」と思う衝撃も受け止めながら、今に至っている気がします。今でも相手の成長に関わりたいなら、自分も成長をしようと、見えてない所での二人三脚もしているつもりで、自分自身を磨く時間をとっています。

サーバーで受け取れなかったメールもあり、返信ができていなかったことで、関係が途絶えてしまった方もいらっしゃいましたが、反対に関係性があり、「どうしたの?返信ないよ」と違う方法で連絡をとれて繋がっている人もいます。これもまた私が相手との間に築いてきた関係性の結果だとしたら、前者とは私の信頼関係の築き方がまだまだ浅かったのだなと反省です。
これからも色々と巻き起こると思いますが、一期一会を大切にしたい私としては、関係性を深められる関わりができるためにも、自分自身も少しでもオープンに。でも、自分と向き合う事も忘れず、相手との信頼関係を深めていけたらと思います。

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