主体的に考えるための選択肢

主体的に考えて行動するというのは、自分で選んで行動しているという自覚や責任を持てるようになることなんだなあと改めて感じます。

「こう言われたので〇〇しました。」というだけでは、仕事の中では「やらない」という選択がしづらい新人にとって、強制されただけの動きとなります。
そこで大切なのは、「××するために、どういう事ができるのか。」「その中でどうしてこの言動なのか」を考える事は重要な気がします。

正直、4月の研修が始まり、教えていて思う事は、基本となる「軸」はぶれないけれど、枝葉の部分は「臨機応変」が相手のある中で仕事をする時には大切な事のように思います。が、まず「軸」を身に付けるためにも「なぜそうするのか」を知り、選択肢がある中でなぜこの言動なのかを考えられるようになっていくと良いなと思います。が、どうしても枝葉の答えまでほしい、となってしまいます。あくまでも選択肢を提供して、その方々のお客様や周りにマッチするのはどの選択肢なのかを選べるようにいずれなってくれたらなあと思って関わっています。

そのことを1日の研修で伝え終わるかというとそうではないし、まず基本を身に付けるだけで終わる事もあります。
人財の開発には時間がかかるものだと思います。その中でのこの私と関わる一瞬がどんな意味をもつのだろうか。きっと自分が研修を受けていた際も、そこまで意味は感じず、ただただ素直に言われるがままだったように思います。が、少し業務経験をしてみた時に、「選択肢」を持ち、なぜこれだったのかを模索すると、動作にも意味があったんだと理解したり、他の選択肢の方が良いと判断することもありました。

そうした時に、初めて「こうだから〇〇しています」と自分の言葉で伝えられるようになっていたように思います。私が主体性を手に入れた時だったんだなと感じます。

主体性ってどうしたら身につくんですか。と聞かれた時に、「他の選択肢」を探したうえで、1個に絞ってみると、その1個の理由は自分の言葉で皆さん説明してくださっていました。
主体性はあるものではなく、磨いていくものなのだと私は考えています。そのために、まずは最初は1個だった選択肢を一旦増やしてみて検討してみる、というのも良いのではないでしょうか。

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