ちゃんと聞けなくなる時間のゆとり

仕事で時間がないと言われるのは日常茶飯事。心のゆとりも大切だと思ってはいても、いやあ聞けてない。

決まった時間の中で、いかに相手の話を聞くのか。簡単そうで難しいテーマです。
いつも悩みながら、ずっと試行錯誤です。心のゆとりだけは持とうと準備をしっかりする。早めにできることはやっておく。などしていても、その場で起こる事はその場で考えて行動に移していくしかなく、「ああ、言葉が良くない」「ああ、もっと話を聞きたかった」と思う事が多々あります。

そこでコミュニケーションの質を高められないかという事です。
きっと日々反省だけではなく、ちょっとしたコミュニケーションでも短く、でも相手が話せて、私も必要があれば話す事ができる。この状態をいかに作り出せるかを日々の中でトレーニングしていくしかないのかなと感じています。

コーチングの時間は30分、40分、60分とある程度時間が長めに決めてあるので、たくさん話していただくことができます。
話す時間を作る事は大切だなと感じています。

が、その場で判断までして行動を求められる場合には、数分しかないのです。
この数分の中で何が必要なのかをしっかり聞いて、行動まで決めるには、2分3分しかないのです。「考えておいて」と一度考えてから話す時間がない場合に困る事が多いのです。
これは、「数分しかない」と考えた時点で、焦りが生まれるのですよね。私自身のセルフトークをまず「数分もある」に変える事からでした。
それでも、自分が抱えている仕事もあって、声をかけられると「数分も時間がなくなる」と思っちゃうのでしょうね。忙しい時にはバッファがないからこそ生まれてしまう事です。

数日前に、「smilecoachさんが忙しそうなので、先日は〇〇しか話せなかったのですが、本当は聞いてほしい事がたくさんあったんです。また時間をとってもらえませんか。30分くらいはほしいです。お忙しいですよね?」と言われてしまいました。
「忙しそうにしちゃって申し訳ないです。はい、30分なら大丈夫ですよ。今でも聴きましょうか」と話を伺いました。
結構重要な話で、私自身がなぜ「先日〇〇しか話せなかった」と言われた時に、気づけなかったんだろう。こんな重要な話なら「何か他にも話したそうだな」と察知できるはずなのに、気づけなかった。言葉ばかりを聞いていたんだなと、言葉以外の態度で示したであろうメッセージをくみ取れなかった事にすごく反省しちゃいました。

今でも繰り返してしまう失敗。
「カメのようにゆっくりなのに、忙しくしていたい私」が、結局自分で心がせわしくなってしまい周りに気を使ってもらっちゃいました。
日頃の会話の中でも、ちゃんと言葉以外のメッセージも聴ける自分でありたいなと改めて強く感じた出来事でした。「数分もある」と思って、ちゃんと聴こう。

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