いつ興味を持つのか

以前の職場で、研修を受けたら成長できるだろうと思う人達がいらっしゃって、上司に研修が受講できるようにお願いしました。
すると、「お金のムダ。興味を持った時に行かないと身にはならない」と仰って、結局行かせてあげられなかったのです。

けれども、その言葉があるからこそ、強制的に受けさせられる社内研修では、どうしたら興味を持っていただけるのか、いつが興味を持たれた瞬間なのかを凄く考えますし、感じられるように意識を向けてしまいます。

先日、ある動画を見ていたら、ある場に参加することになって、マナーを知らないと誘ってくれた人に迷惑がかかるから教えてほしい、とお願いをしてマナーを学んでいる30代の方にスポットを充てていました。

その方曰く、「今までは必要性も感じた事がなかった。そもそも形だけで意味がある?と思っていた。」と。
けれど、その日に誘ってくれた人に迷惑がかからないようにというきっかけではあれ学んで、「これは知ってないといけなかったね。思いやりなんだね。」と感想を仰っていました。

内容自体は、きっと初めて学んだ事ではないはずの内容だったのですが、興味を持って学んだのが今回だったのでしょうね。
まさに、興味がないと学べないというのはその通りなんだなと知りました。

私自身は、やって初めてちゃんと学ぼうと思うことだってあるだろうから、やってみようよ、と思うことがあったのですが、これは賭けの原理で、興味を持たなかったら無駄になってしまう。
けれども、投資としての研修やコーチングは、相手が興味を持ち、本気にならないと、確かに投資価値は薄れてしまうという事になってしまいます。

自分も研修などを提供する側としても、いかに興味を持ってもらうのか。いつのタイミングでその興味が湧き始めるのか。ちゃんと相手に寄り添いながら、関わっていこうと思いました。
来週のまん延防止期間を空けて、本格化する研修シーズン。身を引き締めて準備します。

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