リーダーは根拠のある自信に変える

昨日は、経営の勉強をする機会がありました。その時の学びは多く、また折を見てシェアしていきたいと思いますが、何気ない一言に大きな気付きをいただきました。それは、「リーダーは根拠のある自信にしていくことが大切」ということでした。

私は、10年程前までは、正直な所、自己卑下することで自分を守っている事に必死でした。今も大きく変わってないのかもしれませんが、どこか「やれば出来る」という「やってみよう精神」が根付いてきて、とにかくやってみるか!という事が増えました。

そんな私と関わる機会のある皆さんも、「根拠のない自信」「たまたま運良く」という言葉が出てくるような人たちばかりが集まっていて、それでいいんだと当然思っていました。

が、昨日、その先があることに気付かされました。
それは、リーダーであれば、「根拠のない自信」や「たまたま」に部下を付き合わせていくのではなく、「根拠のない自信から、知識や情報を得て、根拠ある自信に変えていくこと」が大切であると教えていただきました。
同時に、それは「たまたま運良く」ではなく、「必然」に変えていくことでもあるんだろうなとも思いました。

根拠のない事を根拠のあることに変えていくには、「経営者であれば財務諸表位読めないと。」「リスクを想像し、そのリスクを超えていける手段も考えないと。」と言われて、今、ちょうど経営者の仲間とやっている経営分析の勉強会は凄くタイムリーだなと感じられましたし、リスク管理に関しては、「●●が起こったらどうするんですか?」って人の言葉に知恵を出して、リスク管理してきたなと思いました。

以前の職場でも、営業で新しいお仕事を頂くことになり、増員や設備投資が必要になった時、経営者は部屋にこもって凄く工数の計算をして、私に「●●円以上の仕事を常に頂く事は可能か」と確認され、「何が何でもクリアしていきます。」とお伝えしたら、「なら大丈夫だ。その仕事も受けて、設備投資もしよう」と決められていました。
その後、その「大丈夫」の根拠になった計算の仕方も教えてもらいました。

これは、まさに「根拠のある自信」に経営者が変えられた瞬間だったんだなと今更ですが勉強させてもらっていた事に感動しました。

おかげ様で、「根拠のない自信」と言いつつも、自然に「根拠のある自信」に変えていた自分にも気付きました。
自分の中で動いてはみるけれど、この「根拠のない自信」の間は、なかなかエンジンがかかりません。が、「根拠のある自信」に変えられた時には、エンジンフル稼働になるなと思います。

リーダーは「根拠」を作るんだなと、腑に落ちました。
でも、自信というもの自体が、自分を信じる事なので、何かをしようと思った時に、まずは根拠がなくても、「出来る」と信じきる事から始まるともおっしゃいました。信じきれば、「出来ないはずはないから、どうするのか」「やり方が違うのかも」と行動を変える事に進んでいき、少しずつ近づいていける。

当たり前に見えるとしたら、やってないだけって事だけれど、私の場合は、「根拠」を作ることを重要視できてなかったんだなと感じました。
「反省は要らないから、そんな事考えている暇があったら、どうするかを考えるのもリーダー」とさらっと言われた事も思い出し、早速昨日は帰りの電車で色々と、根拠を創りだしてみる材料を集めてみました。

更に、集めた材料で「根拠を作ってみたい」と思います。

あなたは、自分を信じ切れますか。
そして、あなたは「根拠」を作っていますか。

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