自分が見えないから聞いてみる

自分で自分を客観的に観ることは大切、とは言われることもあるが、何を観るのでしょうか。
その観点がはっきりしない限りは、観ても見落としてしまう事が多いのではないでしょうか。

どこどこにほくろがあるね、と言われたら、ほくろを気にしてみるようになる。というように、どこを観ようかを意識する事で、前からあっても気づかなかったことに気づけることもあります。

コーチングでフィードバックという概念を知った時に、自分の成長のために敢えて相手からどう見えているのかを言ってもらうことで、初めて気づくことが多かった事が衝撃でした。

小林さんは目を見て話を聞くよね。と言われて、目を見ているというよりも表情を観察していたのだけれど、瞬きが少なくなるようで、「じっと見られている気分になる」と言われて、少し視線を外したり、瞬きが少なくなっていないか気になるようになりました。

自分ではわからないからこそ聞いてみる事は大切。

前の職場でも、上司にどう思われているかを確認したかったが、「私の成長には何を身に付けたらよいですか」と言葉を選んで聞いてみました。
上司は、きっとそういう観点では私を観ていなかったのでしょう。「少し時間ちょうだい」と言って、次の日に返事をしてくださいました。
その言葉のおかげで自分自身を知ることもできましたし、上司にどう思われているかも知りました。
また、自分の認識している自分と、上司が認識している私には差があることも知り、人への接し方自体が少し変わったように思います。

言われた時には、みえていないからこそ「えっ?」という意外な観点に驚きましたが、結果として私を成長させていただく言葉となっていたように思います。

人から急に言われるよりも、自分から聞きに行った方が、聞きたい事が聞けるのだろうと私は思います。
だからこそ、コーチングを受ける事も続けているのだろうとも思います。

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