昨日、経営者の皆様とお話をしていて、改めてコミュニケーションの捉え方って様々なんだなあと感じました。
年代なのか、それとも個々なのかは、はっきり解りませんが、「お話しながらでは、仕事はできない。その分仕事は遅くなるのだから、その分手を動かした方が仕事は進むもの」という経営者が多数いらっしゃいました。
中には、「子供たちが話し合いながらも、アイデアを出して、新しいお客様先を開拓したりしているのだから、話ばかりしているなと思いながらも我慢している」なんて方もいらっしゃいました。
いづれにしても、コミュニケーションは取り過ぎると、ただのおしゃべりだろうと見えてしまうようです。
確かに、楽しく和気藹々とするのは良いのですが、度が過ぎると効率は下がります。けれども、効率を上げるために、知恵を出し合う場は決して無駄ではないと思います。いかに、プラスになるコミュニケーションを取るのか、何がプラスと判断するのかは、やってみないと解らないところがあります。
やってみて、違っていたら改善していくために、「見なおしてみない?」と言える環境がつくれるかどうかなのでしょうね。
馴れ合いになってしまっては効率につながらない。かと言って、一人で考えこみすぎると、周りとの連携や効率化に目が向けられなくなることもあったり、一体感が醸成できなかったりします。
それぞれがコミュニケーションをとってみて、「ちょっと考えてみよう」といえるかどうか。
昨日お集まりの経営者の皆さんは、立場柄、言ってしまったら「変えなさい」に聞こえてしまうだろうから、我慢するしかないと仰っていましたが、それぞれが「これがいいよね」「ちょっと考えてみよう」などすぐに違和感も心地よさも口にできるようになるといいのでしょうね。
その環境をどう作るか。結局は、この環境づくりにもコミュニケーションが大切になるわけで、業務以外の時のコミュニケーション含め、会社で顔をあわせている瞬間瞬間が全て、「良い職場環境作り」に繋がっているのでしょうね。
バランスは会社によって違うのかもしれません。業種によっても違うのかもしれません。この点を一緒に考えていける仲間を一人でも多く持てるようにしていけたら、良いでしょうね。
ある大学の言葉だそうです。「みんな違うからこそ仲間になる価値がある」
違うからこそ、コミュニケーションをとって、違和感を口にして、常にその時の良い状態を見つけ合っていく事も大切なのでしょうね。
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