本当の悩みはどこにあるんだろう?

単純な事なのですが、数ヶ月前から「パソコンを購入したい」と言いながらも、ずっとどの機種にするか迷い、悩み、ずっと買えてなかったのですが、とうとうネットでですが購入手続きを終えました。この事で、改めて感じた「悩み」について考えさせられました。

半年以上パソコンの調子が悪くなってくる様子を見ていながらも、バックアップをとったりしながら、何とかこのパソコンを活かせないかと考えていたのですよね。
これって、「機種を選ぶのに悩んでしまう」とか言いながらも、ただ「まだ使える」という自分の勿体無い癖が引き起こしていたものだったのです。つまり、悩みが主ではなかったのです。

自分を弁護するわけではないのですが、ずっとパソコンのパンフレットを見たり、いろんな方々に話を聞いてみたりしながら、本気で悩んでいたのです。
けれども、結局は「まだ動く」から「本当に欲しい!」と心から思える程ではなく、どちらかと言うと「まだ使えるのに」という思いの方が大きかったのです。

しかし、ここ1ヶ月は熱を持ってしまい、勝手にHDDを守るためにパソコンが電源をオフにしてしまうことが増えたのです。2時間持たない日もあります。これでは全く仕事にならないし、送ったはずのデータが送信できてなかったり、作成した資料がなくなってしまったり。やっとできたと思って気分が乗ってきたら電源が落ちて、少しの間立ち上げられなかったりと、ストレスが増えてきたのです。

ある時、ノートパソコンなので出張先に持って行ったら、「その音はもう壊れる前のファンの音ですね。壊れる前に移行しないと辛いですよ」と、背中を押してくれる一言が・・・。

その一言をきっかけに「今買うしかない」と思ったら、誰に相談するでもなく、自分が欲しいと思ったパソコンの2機種からあっという間に決断し、あっという間に購入してしまいました。

今までの悩みって何だったんだ・・・。

他の決断出来なかった時や、悩んだ経験を思い出してみると、私の場合は「勿体無い」「まだ時間はある」と思っている時なんですよね。つまり、本気で変えようとはしていなかったのです。

私だけなんじゃないかと思い、改めて「悩んでいます」と言っていた人達との会話の記録(コーチングなどで最初に話しをして悩みという言葉が出てきていた時の記録)や、記憶を振り返ってみると、その人なりの多くのキーワードがありました。

「イメージができてなくて不安」だから、ああだこうだと尻込みする。こうした場合は結局動いてみてどうだったのかを振り返ろうと、まずは小さな一歩を決めて踏み出してみることから悩みを脱しました。

「今じゃなくても、いつか」と思っている場合は、理由ばかりみつけて結局「やりたくない」「変わりたくない」という事が聴こえてくるので、このテーマはコーチングでは扱わなかった事もありました。扱った人だと、変わらない事で得られるメリット・デメリット。変わることで得られるメリット・デメリットを並べてみて、考えてみる事もしました。結果として、進んでみようと決めた人はごくごく少数でした。

「変える気がない」という人も居ました。それでも悩むのは、周囲の人達の意見を聞いていると変わるべきなのかもしれないけれど、変える気がないという事でした。結局、変える気がないという事に気付いて話しが終了していることもありました。

「どちらも捨てたくない」という人も居ました。私も経験あります。こっちもこっちも妥協したくないから、どちらか一方を選べないという事もありました。両方手に入れられる方法を考えたり、どちらかしか選択肢がないのかなど、いろんな観点から考えてみることもありました。「デメリットがないもの、リスクが少ないものを選びたい」という事なのでしょうね。大きな買い物をする時には、私でも同じように悩みます。

いろんな場合があって、全て「悩み」という言葉を使うのですが、何かと比べて迷うのか、今はまだその時期じゃないのかなど、「迷う」という言葉を使わずに表現すると、本心が見えてくるように感じました。

ついつい「悩んでます」って使いやすくて使ってしまうけれど、本当は省略されてしまっている背景や、思いがその一言には含まれているんですよね。

やっとパソコンを購入できて、まだ手元に届かず、待ち遠しくなっている私がいます。そんな時だからこそ、客観的に「悩み」って何だろうって考えてみられたのかもしれませんが、自分がまたいつか「悩んでいるな」と思った時に、読み返してみたいものです。

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