先日、研修ではありますが数回を通して学んでいるリーダーが集う場所に招かれて伺いました。その時に、好き嫌いさえはっきり言える環境というのを見ました。
考えてみると、仕事上でなかなか好き嫌いという話しで仕事をするわけでもなく、なかなか言えない事なのでしょう。
が、この研修の中の二人は明らかに態度で嫌いという意思表示をしているように見えます。とは言っても、周囲から見るとそんなに嫌いでもなさそうに感じられる部分もあり、温かく見守っている姿勢すら感じました。
仕事の好き嫌い以上に、人の好き嫌いなどなかなか口にできないにも関わらず、何だか温かく見守るその場があるのは、他が仲良くしているだけではなく、それぞれがそれぞれの個性を尊重しているからなのだと思います。
その中で、こういうタイプは苦手という意識を持ってしまっているようで、距離は感じられるのですが、それでも話しをしている様子は、ボケとツッコミのような会話があり、コミュニケーションがかわされているからこそ、見守れるのです。
つまり、好き嫌いという感情が正直に話されても、コミュニケーションを交わす事はできるし、周囲の気遣いによって許されるのだと初めて感じました。
自分の中では、好き嫌いで仕事も人も選べなくなるのが仕事だと思っていたために、苦手な人とは距離をおけばいいという発想しかなかったように思います。そのために、コミュニケーションがなくなり、その人を(もしかしたら)好きになれる機会さえ失っていたのかもしれません。
しかし、目の前で好き嫌いを態度に示しながらも、コミュニケーションをとっている二人を見ていると、本当に温かく、自然に間に入ってあげたくなる気がしました。
好き嫌いを言える環境があることが良い悪いというのではなく、好き嫌いを表現しても、コミュニケーションをとるとそこに笑いや、温かさは生まれてくるんだなと思いました。
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