リーダーが見る夢、魅せる夢

リーダーの皆様とお話する機会を頂いている中で、感じているのは「夢」の魅せ方によって、メンバーが進む方向性も違うなという事です。

リーダーもメンバーも、多かれ少なかれ、ありたい姿や目標を持っていると思います。その夢をリーダーがどう描いているのかが漠然としていると、メンバーは「どこに進めばいいんですか?」と不安になっていることが多いです。リーダーが明確な夢を描いているのかが大切ですよね。
しかし、この夢を伝わるようにメンバーに語ってなかったとしたら、結局夢は夢であり、一人で何とかしようとしても難しく感じれることも少なくないと思います。

そこで、自分の夢を思いを込めて伝えられるようになると、自然に思い描いたイメージにメンバーが加わり、惹きつけることができるようになると思います。まさに「魅せ方」です。「見せる」だけでなく、惹きつけていく事が更に大切なのではないかと感じるようになりました。

とある経営者が、自分のビジョンを社員に発表しました。ただ一言ではなく、映像が浮かぶような状態で語り、時に社員にどう思う?と語りかけながら、そのビジョンに社員の姿も載せて話しをしました。すると、社員が「こうした方がもっといいんじゃないですか」と気軽に声をかけてくるようになったのだそうです。
ビジョンに乗っかってきたのです。そのビジョンに向けて、今、自分が何をするのがいいのかを社員達も考える人が、一人、二人と増えていったそうです。

こうした様子を伺いながら、「見せる」と「魅せる」では全く違うんだなと思いました。

個人である人も、人に自分を夢語ることで、自分自身のリーダーになる気がします。そうすると、その夢に賛同してくださる方が自然に協力をしてくれはじめます。役職としてのリーダーもあると思いますが、誰でも夢を語り、魅せて、自分の夢の賛同者を募ることはできるんだと私は思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました