組織の目標と個人目標

今朝の朝のコーチ養成クラスで、議論した部分ではありますが、組織の目標というものの位置づけをどう個人の目標に落としこむのか。ここは大切な部分だと考えています。

組織の中では、売上や利益を追求して、企業の存続をしていく事がテーマとなりますが、そのテーマを具体的な数字に落として、部下に「やりなさい」と一方的に言うだけで良いのか。
この事をしなければ、企業の存続がないとなれば、必死にはなれるでしょうが、仕事に負われるような気持ちだけがあり、個人は「コマ」になってしまう気がします。
しかし、企業の求める目的や使命があり、その結果としての売上や利益であることを考えろと言われても、まずすぐに理解できるわけでもなかったのは、部下の頃の私だけでしょうか。

しかし、「これを達成したら、自分にどんな良い事があるのか。」「達成したら自分はどんな成長をしていけるのか。」「そもそもこの会社に入ってしたかった事は何で、この目標とどんな関連があるのか。」など、組織の目標が、自分のためだと置き換えられることができたり、その先の自分のビジョンに繋がるものだったらどうでしょうか。

個人目標の設定もチャレンジする目標になるかもしれませんし、組織の中での自分の働き方も見つかるのではないでしょうか。私自身、小さい人間かもしれませんが、「尊敬する経営者のために」という思いのほかには「自分の成長のために」という考えもありました。成長していきたい思いが強かったのだと思います。

私の上司は目標値を設定することはなかったです。けれども、自分の中で目標値を設定して、いかにみんなにその目標に向けて動いてもらえるか。マネジメントできるか。営業できるのか。が私のやりたいこととして見えてきていました。「やるべき」から「やりたい」事に変化していたのです。
上司は、ビジョンの共有だけは時間があるごとにさせてくれました。
私「いったいこれからどうしたいんですかね?」
上「社長は、こうしたいんじゃないかな。」
私「そんな意図があるなら言ってくれたらいいのに」
上「言わないよ。結果が出ての事だし、任せていることについて色々言わないでしょ。信じてるんじゃないの?」
私「そうですかね。では、期待に答えないと。信じてもらえるなら嬉しいです」
と、信頼される事が私のモチベーションの源だと知っている上司におだてられながら、頑張りたくて頑張っていたような気がします。

目標を個人レベルの落としこむこと。
会社のあり方やビジョン。そして自分のビジョンも共有すること。
これが、大切なんだろうと思います。その上で、目標設定が機能していくのではないかと私は体験からも、今朝のクラスからも、感じることができました。

これからも企業様と携わっていくので、このあたりには十分に気をつけていきます。

あなたの目標は、自分の目標になっていますか。
その目標を達成したら、どんな良い事がありますか。

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