身につくことを楽しむのが一番

先日、研修を行っていて、覚える事が苦手な人が、ロールプレイをすると動けなくなってしまう事が起こりました。
休憩時間を拝見していても、とても明るく、すごく話す人なのに、いきなり話せなくなってしまうのです。

私「普段話せているから、●●のために覚えようというだけで、元々の●●のためにどう動くのか、を考えて行動することはできるのではないかなあ。」
相手「それならできると思います。」
私「では、まずは●●のために動いてみましょう」
と話すと、元気な返事と共に、できていました。
私「やっぱりできるね」
相手「はい。これならできそうです」
私「あとは覚えるところは、ゲーム感覚で後から覚えていけばよいので、まずは●●のため、を忘れないでくださいね。」
相手「はい。ありがとうございます」

すごくうれしそうに返事を下さった後、早速、仲間も手伝ってゲームのように覚え始めていらっしゃいました。
最後のワークで、自分たちで考えた言動の時には、かなりできるようになっていらっしゃいました。

「できるようになるって楽しいですね。」と仰っていたのが印象的でした。

その人その人で覚え方は違います。
守破離のように、基本がまず大切な事もありますが、基本のベースの目的がわかっていることで、その人に合った型の覚える手順も違ってくるんだなと改めて感じさせていただきました。
教える側がそのことを知っている事で、身につくことを楽しんで、結果早くできるようになることができたら、それが一番だなあと今回は思いました。人数にもよりますが、少しでもしっかり観て、合う方法を模索しながら、楽しく学んでいただけたらと思います。

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