チームロールモデルの3つの能力(2)

昨日の続きになりますが、ベルビンのチームロールモデルを3つの能力に分けた場合で、昨日は思考力についてお話ししました。
今日は、行動力についてお話ししたいと思います。

行動力で言うと、「初動」が得意な人と「維持」が得意な人がいらっしゃるように思います。
初動でも、「まずここに集中しよう」「こことここは同時並行でやろう」など、誰がどこにいつ集中するのかも考えながら実行する人と、「結果」に向かって、まずやっていこうと熱意を持って推進して動いてくれる人がいらっしゃるように思います。

「実行者」だけだと、とにかく好き勝手に始めてしまって、バラバラになってしまい、それぞれが結果に向かっていたとしても、エネルギーが分散してしまいます。
綱引きで言うと、バラバラなタイミングで綱を引くのではなく、シェイパーとも言うべく「この瞬間に同時に引くよ」と同じ時に集中してエネルギーを同じ方向に集中できるように言ってくれる人が居ると、実行者もエネルギーを集中しやすくなります。
とは言え、長期的な場合、初動だけでは完遂できません。
最後までしっかりと「できました」「良い成果にするためにここもやらなくちゃ」などと最後まで動いてくれる人や、維持してくれる人が居て、最後まで頑張り切れます。
行動するにも、行動の仕方もそれぞれあり、それぞれの行動力の発揮の仕方があってこそ、最後までやり切れます。

が、これまた少人数ならまだしも、人が増えたらどうでしょうか。
統制がとれなくなったり、自分達だけではどうしようもないときに応援や支援をお願いする動きが必要になる時に、「社内、社外の人に影響を与えてくれる能力」が必要になってくるように思います。

この辺りはまた明日。

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