チームロールモデルの3つの能力(1)

ベルビンのチームロールモデルは大きくわけて9つの役割あります。
が、その9つも大別すると、「思考力」「行動力」「人への影響力」という大きな能力に分けられると考えられます。

このベルビンさんのチームロールモデルは、「得意なところもあるけれど、それは時に短所としてみられることもあるよね。それをチームでうまく活用し合おう」という発想が私は凄く現実的で、すっと腑に落ちた感覚がありました。

できれば、この9つを3つの能力にわけて、体験を踏まえて紹介できたらと思います。

例えば思考力のPlant(策略家・計略家)の方々は、創造力が豊かで、自由な発想ができ、問題解決の策を練ることが上手いなあと。が、発想した後に実行するのは違う人という場合もある気がします。時に創造力がとんでもなく実行性がないこともあるように感じる事があります。

そんな時に、同じ思考力の「警告者」とも言うべき存在が、的確な判断を下したり、止めることもあるように思います。すると、ディベートではないですが、同じ思考系の「専門家」が「こうだったらできるのではないか」と策略家の方の援護をすることもあるだろうし、専門家として「警告者」側の根拠を伝える事になるかもしれませんが、いづれにしても、3つの役割が相まって、思考が固まっていくという場面を何度も目の当たりにしました。

特に、策略家は、時に警告者を相談相手として選ぶが、時に反対される人として嫌がることもあるけれども、警告者が居なかったら、発想が飛び過ぎて大変なのかもしれません。更に、専門家の意見があることによって、挑戦も可能でしょうし、現段階での限界値も観られるのかもしれません。専門家が、あまりにも挑戦しない人だと、何でもNOという人になってしまうので、専門家にも策略家のように、ある意味、無理難題を考えてほしいと言ってくれる人が居る事でより良いものができるのかもしれません。

思考力も、1つじゃ足りなくて、この3つの役割があって丁度良いのだなと体験からも感じました。
が、これだけだと、考えるだけで終わってしまいます。そこには、実行に移す力が必要で、考えたものをどう行動に移すのかです。思考と実行の両方があって、物事は動き始めるのだなと感じます。

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