抵抗を乗り越えると本気になる

今、関わらせていただいているボランティアチームであることを学びました。
それは抵抗はチームを本気にさせるエネルギーに変えられるという事です。

企業などだと何度も経験していて、その後の変化を楽しみにできるのですが、今回はいつ辞めることもできるボランティアチームにおいて、同じようなことが起こり、やはり抵抗も大切に扱うことが重要なんだと感じました。

そのボランティアチームで、「面白そう」「○○さんに声かけられたから行ってみよう」など、気軽な気持ちで集まられた方々に、改めて目的を伝え、そのための「行動」を話し合おうとなったときに、「そんなつもりじゃない」「なんで私たちがやらなくちゃならないのか」と抵抗が起こりました。

目的は変えず、方法だけを変えようかと話も振ってみましたが、そもそも「行動する」ということに抵抗がありました。
けれども、逃げないで、とにかく混乱しても良いので、しっかり話したい。と姿勢を変えずに、抵抗のある方々の声もしっかり聞きました。

そして、次はいつ集まるのかを決めて集まることになりました。

正直、みなさんが集まってくださるのか、不安で不安で仕方なかったのですが、
「抵抗すると言うのは、本気でそのことを考えているからこそ抵抗が起こっているのだ」と信じて、今度集まったら皆さんの声に耳を傾けると決めてその日を待ちました。

そして、とうとうその日がやってきました。

なんと!!
前回よりも多くの人たちが参加されました。
そして、大きなことではなく、自分たちからできることから始めたい。それには○○からやりたい!と、抵抗されていた方々から声が上がったのです。
しかも、まるで前回を打ち消したいかのように、自分たちの思いも語ってくださいました。
「本気になるために、大切な抵抗だと信じてよかった」と思いました。
私自身もうれしくて、話が別のところに飛ぼうが、何も誘導もせず、その方々の中での変化をたくさん聞かせていただきました。

終わる頃には、すごく楽しそうに「次回はいつですか」と、始められることも考えてくれて、やっていることも話せるその場を待ってくれている様子が伝わってきました。

「抵抗」は排除するものではなく、本気になるための戸惑いだと思って待ってみるもの。
これは、企業だけでなく、ボランティアチームでも同じであることが解りました。

その際にリーダーが大切にするのは、譲れない部分は譲らないこと。
一人一人の声を抑えるのではなく、大切に聞くこと。
ではないでしょうか。

これからのこのチームの変化と成果が楽しみになってきました。
きっと周りにも影響を与えるチームになっていくと私は想像しています。楽しみ。

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