時間の感覚をずらしてみると・・

年末になり、やりたいことだらけ。私にとっては、だったら日頃からやっておきなさい!と自分に喝を入れたくなる時期です。
そこで、コーチングの観点としての、時間のお話しです。

コーチングで時を動かしてみるという事をすることがあります。過去・現在・未来。
「いつからそのことを考えているのですか。」
「今までに、同じような事で成功したことは?」

「今、感じている感情は?」
「今はどう思っていらっしゃいますか?」

「そのことを実現すると、あなたの5年後はどうなっていますか?」
「20年後はどうしていたいですか?」
などなど。

けれども、もう一つの観点で「時間(期間)」もあるように思います。
「あと1週間しか命がなかったとしたら、あと1週間で何をしますか」
「今日の24時間をどう使うと満足できますか」
「人生が100年だとしたら、この出来事にはどんな意味がありますか」

私も含め、時の捉え方や、時間の認識には、個々の癖(得意な捉え方)があると思います。
それを、コーチから違う視点で質問されると、ふと気づく事があるから面白いです。

私の今年の出来事です。
2月にどうしても参加したい研修がありました。海外に10日間行って、そのプログラムのコーチとしての認定を受けるものでした。けれども、家族の健康状態が思わしくなく、1月の初旬には行かない事を決断しました。けれども、ずっと心残りがあったんです。
そんな時に、「smilecoachさんの人生にとって、この研修に行けないとどんな事が起こるというんですか?」と問われました。

私としては、その後の仕事が変わるであろう大切な研修ではあると思っていたので、悔しくて悔しくて、「家族のせいで!」と思ってしまったことも事実でした。が、その問いをもらった時に、「あれ?私は何をしたかったんだっけ?その道しかないんだっけ?」と近視眼的になっていた自分に気づきました。

決断したのは自分だし、他の方法はあるかもしれないし、私がしたい事ならきっと私はするはず。
だったら、今は大切にしたいものが他にあるんだから、そのことにエネルギーを注げばいいんだ!と、やっと心の中で吹っ切れたのです。

今は全く気にならないかと言ったら嘘になります。その研修を経て、結束を固められた方々が、活躍されているのを目の当たりにすると、自分がそのメンバーの一人だったのかもと思うことも無くはないです。海外に行くだけでも世界観が変わるだろうとも思いました。
が、行かなかった事で、その間に得たものもあったことも事実ですし、何より生きている間に父と沢山話もできました。でも、海外には行こうと思えば行けます。その時にしかできない事をできた体験があるから、あの迷った時期は、きっと「後悔しないための対話の時期であり、仕事では違う道を探る大切なきっかけをもらった時期」だったなあと今は思えるようになっています。

そのお陰なのか、「私は何をしたかったんだっけ?」とその当時から考えた事を来年更にパワーアップして行動できそうです。
その軸で、仕事部屋の片付けを年末年始にしようと思って、今は迷うものを広げてあるので、お部屋が凄く汚いです。さて、どこまで未来に向けた部屋にできるのか。自分がきっかけをもらった「時期」をムダにしない「時間」を年末年始は過ごしたいと思います。

あなたはどんな時間軸で捉える癖がありますか。
その時間軸をおもいっきり短くしてみたり、おもいっきり長くしてみると、どんな発見があるのでしょうか。
一度、お試しあれ。

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