興味を持てたかどうか

「奥が深いですねえ」という言葉をたまに色んな場面で口にするし、耳にもしますが、そもそも、この言葉ってどんな時に発するのでしょうか。

確かに奥が深いなあと、表面だけで解っていた事が、表面だけではないことがわかると奥が深いと感じますよね。

それって、興味を一段と持てるようになったって事なのかなあと最近思います。

どうでもよいかもしれませんが、接客の時の茶托の木目って、前後ろがあるのをご存知ですか。
木目は横にします。木の中心に近い方が前です。
とは言うものの、なぜそうなのかです。

諸説あるのでしょうが、私は奥が深いんだなあと思ったのは二つ。
一つは、「人を刺すようなおもてなしは良くないということで、木目が人に向かって刺さないように、横にする。」これを知った時に、まなーは人がお互いに心地良くなるためのものだから、そんな細かな所まで、不快な思いをさせないように気をつけるものなんだなという感動がありました。

もう一つは、「持ち運びの際に、前に向かって進むから、木目が縦だと、仮に何かに躓きそうになった時に、湯のみや茶托が前に滑りやすい。安全のためにも、木目が横だと持ち運びでのこぼすような事が少なくなる。」というもの。そうなると当然、お盆に木目がある場合にも木目は横がいいんだなあと理解でき、安全のためでもあるんだあ。これもお互いの安心感に繋がる大切なことだなあ、奥が深いんだなあと、興味を一段と持ちました。

そんな感動や興味がわいた事をきっかけに、秘書の勉強をしたり、意味が解らないとお茶のお免状などを持っていた父母に聞いたりして、最低限ビジネスで使った方がよいマナーについて興味が一段と持てたという事がありました。

コーチングの講座などでも「奥が深いですねえ」と仰って下さる方はその後も学び続けられたり、コーチングを受けてくださったりしています。
やはり、「奥が深いなあ」って思う時って、「興味が湧きました。」「もっと知りたい。」というサインなんだなあと感じるようになっています。

昨日の私のメモ帳にも書いたのですが、「奥が深いなあ」と思ったら、「じゃあ、誰から学ぼうか?」「じゃあ、何から学ぼうか?」と、その後のきっかけにしていくと、「勉強しなさい」と言わなくても、勝手に学び始めるのではないでしょうか。

関わる人は、その人の「興味が湧いているよ」と言うサインを見逃さないようにしていきたいですよね。
そして、自分自身もそのサインを大切にするだけではなく、サインに気づいたら、学ぶチャンス!と思って、学んでいきたいものですよね。だって、こういう時というのは、学ぶスピードもやらされている時とは数倍も違うと感じますもの。

きっとこうした機会を活かしていくことが「自主性」に繋がっていくのでしょうね。

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