伝える言葉は選ばなくちゃ

非常に難しいなと感じたのが、認めるという事。「良い点数だったね」と褒めると、次は緊張して成果を出せない子供もいるが、頑張ったねと褒めてあげると、次も頑張ろうとするので、持っている力を発揮できるという分析もされているのですが、叱る時も、言葉には注意したい。

「こういう言動に対して」「こういう事実に対して」という事であれば、相手の受け取り方次第ではありますが、相手の人格を否定したことにはなりづらい。
ところが、「職に相応しくない」「こういう奴だ」と、人や能力のレベルで伝えると、相手は変えづらい部分なので、人格自体を否定された気分になりやすい。

たった一言の発した言葉が、相手に大きな影響を与える事があることを知っておく必要があると改めて感じました。

とは言え、私が日頃から意識できているかと言えば、そうでもない事もあるのですが、かなり意識しているつもりはありました。
が、いくらそうした知識があっても、受け取る側がどのレベルとして受け止めるのかは、判らないなと思いました。

現に、ある方に行動についての事をお話し、事実に対し、どのように自分が影響を受けているかをお伝えしたのですが、人格という捉え方をする癖のある方のようで、一気にアグレッシブ(攻撃的)になってしまいました。
そうではなく、建設的に行動を変えていけたらと思ったことが、上手く伝わらず、嫌な思いをさせてしまったようです。

言葉というのは難しいなと改めて思い知りました。
また、知識だけでは、捉え方までは判らないので、捉える側の事を考えた言葉を見つけて話す事って、大変だなと思いました。

これからも、失敗の連続でしょうが、知識があるから、こうである!という決め付けもまた怖いなと理解し、相手に興味を示し続けていくことが必要なのだろうと思います。まだまだ体験から学ぶことばかりです。

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