興味が湧かないことこそ重要

今朝のクライアントAさんとのセッションで、Aさんから学んだ事です。
「興味の湧かないことこそ重要」という事です。

興味が湧く事というのは、自分の価値観に合っていたり、知っている事だったりすることが多いのではないでしょうか。
けれども、全くスルーしてしまったり、違うよなって思って耳に入ってこないことこそ、実は自分の「知らないことを知る機会」や、「避けたいと思っている自分の隠れている価値観」にもアクセスするきっかけになるという話しでした。

凄く納得しましたし、そういうことってあるなあって思いました。

正直なところ、ここ数日、酷い頭痛に悩まされていて、「病院に行ったほうがいいよ」と何度も言ってくれる人が居たので、我慢しがちな私もやっと重い腰があがり、病院に行こうとしました。けれども、木曜日だったので、行きつけの病院がおやすみだったのです。
そこで、検索してみると、痛み専門の外来があって、その病院に行ってきました。

頭痛以外に出ている症状も伝え、心配していた脳の出血などではないかと確認しましたが、症状が収まってきていれば、少し他に出ている症状や痛みを緩和する方法を探してみようと、検査もしてもらいました。
すると、首に原因がありそうだと言うことが判明。まずはその治療と投薬をして、それでも痛みが取れなかったり、症状が重くなってきたら脳の疑いも再度探ってみましょう、と言う話で、急な事がない安心感と、これで症状がとれたらいいなと思う期待感で、気持ちが明るくなりました。
今日になってみると、頭痛の症状はほぼ良くなっています。ただ「ほぼ」なので、これで様子がおかしければやはり心配な部分は見てもらおうと思います。

たまたま昨日の出来事だったので、かかりつけがあると、他の病院を探す機会もなかったですし、そもそも何度も言われるまで行かなかったのは、私が「脳だったらどうしよう」と恐れていたからです。心配だからすぐに行けばいいのに、普段から頭痛はあったので、部位が違うだけならばと我慢してしまったという事がありました。

まさに、私の臆病さが出ていたんだなと知りましたし、知らない事を知る機会になりました。

別のことでも、最近は「これいいよ」と言われた本は読んでみることにしています。仮に読みづらくて時間がかかっても、読んでみようと思っています。私の中で「思い込み」「驕り」というものが増えている気がして、いつまでも新しいことに目を向けられる自分でいたくて、そうしています。
すると、やっぱり発見があるんですよね。
面白いもので、知らなかったことを知った時の感動は、大きいです。とらわれていた知識にレパートリーが増えるのが楽しいという感覚がたまらなく好きです。

Aさんもそのことに気づき、あっという間に時間が過ぎていました。
リーダーこそ学べ!ということを良く言われますが、リーダーが学ぶのはある一点ではなく、自分が受け入れられなかったものを改めて学んでみること、違う考え方に触れてみること、違う人達に出逢ってみること、などではないでしょうか。

私の伺っている病院の理事長が、「もっともらしく話をして、年間何百回と講演をしている人よりも、実践をしながら、もがきながら自ら成長し続け、講演回数は少なくても、今のその人にしかできない話をしてくれる人の方が、私には説得力があるように感じる。モデルになる。」と仰っていたのを思い出しました。

私は、「は?なんでそう受け取るの?」と思ったことや、「この人の言うこと解らない」と思った事は、スルーするのではなく、メモにとりあえず残して居ました。
その時には引っかからないので、スルーしてもいいのですが、なんか気になるんです。
そして、アレって何だったんだろう?と思って、違う機会に知ろうとすると、発見がありましたし、何より今の私の糧になっていることがたくさんあります。

興味のないことほど気にしてみる。
最近、おざなりにしていた事でした。だからこそ自身が驕ってしまっているように感じたのかもしれません。
改めて、興味のないことほど気にしてみようと思います。
素直さ、忘れかけていたのかなあ。

あなたも普段スルーしてしまっている事って何かありませんか。
そこにほんのすこしだけ、目を向けてみませんか。

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