その人の行動が性格になる時

性格は変わらないというけれど、そうなのかなあ?

性格って勝手に「こういう人」ってラベルを貼る感覚ですから、行動が変われば、性格も変わって見える。本質は変わらないのかもしれないけれど、少なくとも人には性格が変わって見えるんだろうなあ。と考えている毎日でした。

でも、違うんだなと気づきました。
知らない事を知らない(無意識に行動している今の自分)
知らない事を知る  (私という人の事が少し解る)
知ったことを意識してやる (行動を変える)
知ったことを無意識にできるようになる(行動が変わり、定着する)

このサイクルって聞いたことありませんか。

実際に、私ってこんな人って思って、変えようとして意識して変えているうちに、どんどんそれが無意識にできるようになって、自分のものになるというサイクル。ここまで変わったら、正直、もうその人の性格だって変わって見えるのかもしれませんよね。少なくとも何かが変わったわけですから、性格まで行かなくても、「この人はこういう人」というよくあるレッテルは、少し変わるのではないでしょうか。

そう思ってから、良く思うことがあります。それは、躾の事です。
我が家は自分で言うのもなんですが、父が非常にお酒が大好きで、若いころから飲み歩いていた人だったので、いつも父の酒代とつまみ代への家計費が半分以上流れていました。お恥ずかしい話ですが、残った家計費でお家のやりくりをする母は、外食などは全くできず、お家の食事もおかず1品という日も、おにぎりだけという日も多かったです。時に食パンを買うことができず、食パンの切れ端である「パンの耳」を安く売っていると買ってきては、それが主食になった時もありました。「食べられるだけいいでしょ」と言われると、文句はなかったのですが、本当に苦しかったです。

その貧しい生活の中で、父は私達の躾だけには非常に厳しかったです。挨拶、言葉遣い、姿勢、慣習等など、本当にそのことで叩かれない日はなかったほどの時もありました。

けれども、そうした躾のおかげで、いつも自然にしつけられた事ができるようになると、「上品だね」とか「いいところの人(お金持ちの家庭の人)ぽいね」と言われるようになりました。すごく貧しい私達は、「そんな事ないよ」と思いながらも、言われると嬉しいものでした。
これも、無意識にできるようになった事が、お金の貧しさとは違う、心の豊かさと共に、今の性格を作ってくれたのかもしれないなと思います。

たまに「私は●●という性格だから、性格は変わらないのよね」という方もいらっしゃいますが、そもそも「●●という性格」というのも決め付けだし、本質は変えないにしても、行動は変えていけるので、積み重ねたら違う性格に見えるようになるかもしれませんよね。

髪の毛をバッサリ短く切るだけで、アクティブに見えるのと同じように。何かを変えれば、違う性格に見えるのではないでしょうか。

まずは知って、行動して、無意識にできるまで続ける。
そしたら、変えられるんじゃないかな。私はそう信じています。

コメント

  1. wakuwaku より:

    たしかに!! 性格のせいにするのは、甘えかもしれませんね。 なりたい自分をイメージして、習慣化したら、買われるのでしょうね。 また、体調を崩しているので、今は無理だけど、元気になったら、実践してみます!!

  2. coachsmile より:

    wakuwakuさん
    昨日は体調の悪い中、おでかけいただいてありがとうございました。
    そんな誠実さと優しさを含め、今のままのwakuwakuさんを好きですよ。
    もし、変わりたい部分があったら、更に輝いちゃうのですね。楽しみです。

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