コミュニケーションはどこで交わす?

昨日(2010年11月16日)は、宇都宮市においてコーチングセミナーの5回目でした。初回から続けていらっしゃる方々の変化も感じられるようになってきていますが、初回の方も周りの人に影響されて、非常に真剣に取り組んで実践しようとされていました。その中から一つご紹介します。

自分にもコミュニケーションを交わす時の癖があります。私の場合は、うなづきが非常に大きいという事があります。それが心地良い方もいらっしゃれば、「うざい」と思う人もいらっしゃるでしょう。相手がどちらなのかは、反応を見ていることで分かる場合もあります。ですから、自分の癖を知っていることも大切だと思います。

さて、なぜ癖を知るのか。しっかり会話を交わせていればいいのではないかと思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、コミュニケーションは、会話だけではないのです。言葉のない態度や表情、視線、声など、五感全てで交わすものなのです。ですから、五感全てが「聴くよ」という事を伝えられてなかったら、「うんうん」と言葉で言ってみても通じないこともあるのです。

とは言え、相手が気にするのかしないのかは別です。気にならない人も居るでしょう。けれども、相手がどういう事をきにしてしまう人なのかは分からない。だからこそ、態度で示してしまうネガティブな印象を排除してみることで、相手とのコミュニケーションが円滑になることがあります。

例えば、私がすごく気になるのは、オープンに話せる相手かどうかを体の向きで感じます。完全に向き合って欲しいのではないのですが、全くこちらを向いてくれないと、表情も見えないし、相手が何を感じているのかを知ることができないことが不安になるのです。そのために安心して話すことができなくなってしまいます。

ちょっとしたことですが、体の向きが訴える相手の感情を勝手に想像しながら、どこまで話すかを決めてしまうことさえあります。それが、毎日職場で顔を合わせる人なら尚更です。初対面の人は徐々に変化すればいいかなと思えるのですが、毎日会う人が、どの位自分と話そうとしてくれているのかは、体の向きで感じたりしていました。

これは無意識ではあったのですが、五感で会話をするんだなと意識してみてやっと見つけた、自分の五感の感じ取るポイントでした。私のポイントではあるのですが、その事を意識してもらうようにするだけでも、二人の会話が変わってくる場面も何度も見ます。昨日も同じように、体の向きを変えただけで、話す声の大きさが変化したり、表情が変化したり、話がはずむ様子を目撃しました。

ちょっとしたことですが、コミュニケーションは言葉だけでないことを知っているだけでも、会話もその人に対する印象も変化すると思います。ちょっとコミュニケーションを交わす時に細かいことまで意識してみませんか。

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