ネイティブコーチのひとりごと

ネイティブコーチと仲間から言われるsmilecoachの考え方、コーチング的要素、日々の生活や研修講師・リーダーを楽しむ様子からのsmilecoach自身の気付きを毎日お伝えします。

何が「厳しさ」なのだろうか

   

人を育てる事に関わる時、「厳しさ」も大切、と言われますが、厳しさって何でしょうか。

正直、解らなくなることがあります。
「厳しさ」って辛くあたることではないと思います。
けれども、厳しくなる部分があるとしたら、それは「譲れない部分」という事ではないかと。

こうなってほしい!と思うからこそ、ここは譲れない!と。
けれども、それが相手が望んでいる成長なのか?
厳しく指導するという選択肢以外の選択肢はあるのか?いくつかある中の選択肢として最善なのか。

きっと「厳しくする」という事に迷いがあるのは、私自身が曖昧か、或いは相手とのゴールが共有できていなくて独りよがりになっていないかを迷っている時のような気がします。

「もう辞めたい」と言う部下に、どう関わるか。
その言葉が本気だとは伝わってこない。ということは、ここでどう関わるのが良いのか。
「厳しく関わるべき」と周りに相談すると言われるけれど、一択しかない中でそれでいいのか。

本当は辞めるつもりはないように伝わってきます。だったら「だったら辞めてもいいよ」と言う事も簡単なのかもしれません。甘えないで!と言う厳しさかもしれません。
けれども、そうでもないのに、なぜその言葉を発したのかを考えると、褒めて欲しいのではないか。止めてもらうことで存在価値を感じたいのではないか。などと考えてしまいます。

もちろん、褒めて突き放すという方法もあるだろうけれど、その人には何が一番効果的なのか。
相手の成長のために、と思って考えていたら、「そもそも私はどうしたいの?」と言う自問自答に入りました。私は「成長させたい」と勝手に思っているけれど、それが重荷になっての言葉なのではないかと・・・。

結局、考えているのも疲れて、素直に相手の聞いてみました。
どうしたいのか。
なぜ辞めたいと口にしたのか。

すると、根っこにある思いは「頑張っているから、たまには休みたい。今度の◯月☓日にどうしても休みをとって参加したいイベントがある。だから休みたい。」というものでした。

正直、真剣に考えた自分が馬鹿みたいだなと思いながらも、「ああ、良かった」とホッとした気持ちもありました。
それなら答えは単純です。「頑張っているんだから、その日だけというなら大丈夫だよ。けれども、休みを周りに迷惑が掛からないように休めるようにしていってね。何かあったら連絡がつくようにしておいてね。」と付け加え、OKを出しました。

私としては、その人が休むことで周りが振り回される状態になると、お互いに今後休みづらくなるし、休む準備をして心置きなく休む仕事の段取りをするのも成長には必要だと感じたからです。

多分、「休む」と言ったら駄目と言われるであろうと思われたのは、私が休まないから。
けれども、休まないのは私が仕事を好きだからであって、休んだから成長しないと思っているわけではない。
改めて私は「成長の糧になる」と思って、休みを単に許可するのではなく、段取りをしてから休む事を課しました。

けれども、最初は「辞めたい」と言ってきた時にはビックリしました。そこで「辞めちまえ」で終わらなくて良かったなと思いながらも、改めて「厳しさ」って何だろうなって考えるようになりました。

私はどうなってほしいのか、相手がどうなりたいのか、を話してきたはずだったのに、まだまだ相手の事をちゃんと見れてなかったのかもしれません。また、言いづらい環境を作ってしまっていたのかもしれません。
いつの間にか、私の理想を押し付けてしまっていたのかもしれません。

「厳しさ」は辛く当たることだけではない。
相手にあった厳しさがあるのではないかと思いましたし、自分の思いを押し付けるための厳しさは「エゴ」なんじゃないかと。

とは言っても、「辞めないつもりだろう」と思ったのが直感ではなく、私のエゴだったとしたら、本当に「辞めたい」と言われていたとしたら、私はどう関わっていただろうか。
今後、いきなり「辞めたい」と言わなくても良いように、どう関わる事ができるのだろうか。
まだまだ私の模索は続きます。

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