成長してほしい部下に何をどう伝えていくのか

先週は、360度フィードバックを本人に伝える日がありました。
ご自身の評価より良い方は非常に伝えやすいですし、成長ポイントをリクエストしてもすんなり受け止めてくださると思います。
が、ご自身の評価も低く、外部からの評価もちょっと低めの時には、凄く神経を使います。なぜなら、ご自身でも、上手くいかないもどかしさや、できていないなと感じているから自己評価を低く付けていらっしゃるであろうところに、何をどう伝えていくのがその方の成長につなげられるのか。そもそも受け止められるのだろうか。
緊張します。

しかし、そういう方々にも伝えるのは、成長を期待しているからであって、ダメ出しをするわけではないのです。
だとすると、何が良くて、どの部分をもう少し頑張って欲しいのだろうか、を伝えることではないかと考えるのですが、信頼関係がどのくらい深まっているかによって、「成長を望んでいるんだよ」ということがその人に伝わるのかどうかが見えない事もあります。

だからこそ、相手の反応を観ながら、お世辞や評価ではなく、これから先の期待を込めて接することができるのか、という私の在り方自身が問われているように思います。

私には、断片的な部分しか観えていないと感じているのですが、それでも私にとっては誰一人駄目な人は居ませんし、それぞれが個性を活かしあえたら素敵だなと思っています。成長もしていると感じているのに、皆さんにそう観られていないのは、何かが邪魔をして、その人の良さが見えなくなっているんだろうなと考えています。

だとしたら、本人はきっと頑張っているのだろうから、その邪魔な部分を取り除くお手伝いか、或いはしり込みしてしまっている部分を背中を押すだけしかできないのです。
だったら、その思いをたくさん蓄えて、極力短い言葉で、相手に伝えてみようと思いました。

自信をなくして身動きできなくなっているとしたら、たくさん良い部分も伝えながら、レベルアップに踏み出そうと背中を押す事しかできません。
苦しかったら愚痴を言わせてあげたい。でも、一対一じゃないからそれは無理だとしたら、まずは思いが伝わるように言葉を選び過ぎず、嘘偽りなく、相手に伝えるしかない。そう思いました。

その方々にどう伝わっているのか心配ではありますが、是非、成長を見続けていきたい。そんな思いでいっぱいです。

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