ネイティブコーチのひとりごと

ネイティブコーチと仲間から言われるsmilecoachの考え方、コーチング的要素、日々の生活や研修講師・リーダーを楽しむ様子からのsmilecoach自身の気付きを毎日お伝えします。

人が動くということ

   

必死に仕事を頑張っている社員Aさん。Aさんは誰から見ても熱心に仕事をしています。経営者でもないのに経営者と同じように考え、行動をします。この行動力には頭が下がる思いです。そんなAさんが最近どうやら空回り。何が起こっているのでしょうか。

必死に考えているからこそ、上司さえも部下さえも自分の思い通りに動いて欲しいと思うようになってしまっているのです。Aさんも自分で気付いているのに止められない。言葉の端々に「私の考えるように動けばいいのに」という思いが伝わってきます。でも上司は部下から指示を出されれば出される程、一段と石のように動かなくなります。「何度も言っているのに動かない」とAさんは言いました。
上司は上司の思いがあるかもしれないのに、自分の正当性ばかりを主張するようになってしまいました。何が起こっているのでしょうか。

実は、よくよく考えてみるとAさんは「自分の事分かって欲しい」「自分は正しいんだ」という思いが強いから起こるんですよね。自分の思いを仕事にぶつけられるって素敵な事ですよね。しかし、一方で孤立します。Aさんは孤立は怖くないと口では言っていますが、私にはそうは聞こえませんでした。

つまり自分を認めてもらうためにも、自分の思うように動いて欲しいと思ってしまっているように感じたのです。これで本当にチームのためになっているのだろうか。周囲の人を動かす力になっているのだろうか。

私の少ない体験でも、相手の事を認めてあげたり、相手のためにということが伝わって初めて話も聞いてくれる。その人がやりたいとか、自分がやらなければと思わせることができれば、人は勝手に動き出す。
しかし、今回の場合は、上司は動かされたくないんです。コントロールされたくないんです。Aさんの純粋な思いよりも、「私を分かって欲しい」という思いの方が強く伝わってしまい、エゴしか伝わらなくなってしまっています。勿体無いです。

こういった話は、Aさんに限った事ではないと思います。自分に目が向けられていないことが「自分を分かってもらうため」の伝え方にさせてしまって、純粋な思いが伝わらなくなってしまう。それでは人の心は動かない。結果として人も動かない。

人が動くには、相手の心を動かす事がまず必要なのではないでしょうか。
私はそう思います。

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