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犯人探しはチームを崩壊させる

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先日、ある企業に伺いました。
その企業では、「トラブルメーカー」と思しき人材が居て、とあるチームを崩壊させてしまっているので、どう立てなおしたら良いか、相談に乗って欲しいとの依頼でお伺いしました。

早速、その企業に伺って、そのチームの様子を伺いました。
が、まず話してくれている人はその「トラブルメーカー」の方の上司です。
「あなたはその人に対してどんな事を試してみましたか」とお伺いすると、「難しくてね。色々事情があるんだよ。例えば(中略)とかね。だから難しいんですよね。色々絡んじゃって。」と。

私 「で?何を試してみましたか?」
上司「◯◯もしてみようと思うんだけどね、その先を考えるとね。」
私 「そうですかあ。そもそも、その人の事をどう思っていますか。」
上司「正直言えば、要らないです。やめて欲しいです。」
私 「はい。そう聞こえてきました。が、最初は良かったはずのその人が、トラブルメーカーになった要因は何でしょうか。」
上司「・・・・。私のせいかもしれません。私が、彼に(中略)と指示していたんですよ。彼は、それを充実にしていただけなのかもしれませんね。」
私 「そうなのですね。そうなると、その『人が悪い』のではなく、『その人の言動』に注目をしたいですよね。」
上司「はい、頭では解るのですが、今となっては、上司である私が言ってない事も、彼が言ったと言えば、みんな彼の言葉を信じてしまってね。彼に気に入られない人はみんな辞めさせられちゃうんですよ。」
私 「あれ?あなたもその人を辞めさせたいと思っているんですよね。同じことをされようとしているように私には聞こえます。」
上司「そう言われても、私にはどうすることもできません。その人にどうしろと言うんですか!(怒)」
私 「そうですね。上司であるあなたは、その『人』と対立しているようにしか見えません。どんなチームにしたいのですか。」
上司「そりゃ、以前のように仲のよいチームにきまっているじゃないですか。」
私 「チームは、その人とあなただけなのですか。他の人達はあなた達をどう見ているのでしょうか。」
上司「・・・・」(かなり長い沈黙と、彼の興奮した息づかい)

上司「私は、彼よりも部下に信頼されてないんですよね。考えたら、彼に任せっきりで部下たちとコミュニケーションを取っていませんでした。そのツケが回ってきたのでしょうね。彼を自分勝手にさせてしまったのも私が任せすぎたからなのかもしれません。」
私 「かなり長い時間、考えていらっしゃいましたが、今はどんな気分ですか。」
上司「気分と言われても、良くないよね。結局自分だったのを認めるのは、これ以上何をしろと言うのかって気分です。」
私 「では、これ以上と思われている部分についても合わせて一緒に考えてみませんか。」

(中略)

上司「彼のせいにしていたけど、彼が辞めても、私が変わらなかったら、チームは一段と不信感になるところでした。
   正直、途中でイラつきましたが、誰かを悪者にしていると、結局、その対象が誰になるかだけで、全く変わらないですよね。
   多分、私の中に、そうした考え方があって、それが伝わっていただけなのかもしれません。
   犯人探しではなくて、問題点を見つけていかないといけないのは、人間関係も業務も同じなのでしょうね。」
私 「途中でのイラつきは伝わってきて、言い過ぎたかなあって思いました。が、信じて待ってて良かったです。私も今の言葉は勉強になりました。ありがとうございます。」

そんなやりとりをさせていただいて、まだ数日。
次回お会いするまでに何が変わっているのか、楽しみですし、これ以上、社員が辞めさせられず、お互いに良いチームにしていこうという方向に向くと良いなと感じました。

ズバッと言ってくれ!と言われて、結構、ズバッと言ってみましたが、言う側も凄くエネルギーが要ります。
言ってくれる人が居る事のありがたさも、改めて感じさせて頂いた体験となりました。ありがとうございます。

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