部下の行動観察

部下の状態を確認するときに、あなたは何を見ていますか。
私は、表情と目線です。オンラインだとそうはいかないこともありますが、表情は見えます。
特に、話す前のファーストインパクトです。

ああ、話したくないんだなあ。業務の事かなあ、感情なのかなあ、と。
少し気にして、敢えて仕事の会話をしてみると、どちらなのか検討がおおよそですがつくので、鈍感力を活かして、気にせず軽く聞いてみる。

踏み込んでほしくなさそうならば、それ以上は聞かないようにしながらも、見守っているよと伝わればいいかなと思って、見守るだけにします。

ただ、リーダーになりたての時に上司に言われたのは、「気づいてくれるのは有難いけれど、業務に支障がない事ならば、時にスルーしないと、厄介事になったり、あなたの仕事が増える一方だよ」と。

自分自身もプレイングマネジャーだったので、業務もあり、マネジメントもあり、プライベートも考えると時間の制約もある、という状態の中、あまり「敏感すぎ」ても、時間がいくらあっても足りません。
だからと言って、見過ごして後悔したくないと思い、ずっと見守る事ができないならば、行動観察を的を絞ってみようと、ファーストインプレッションだけは大切にしていました。

廊下を歩くなら、必ずキョロキョロしながら歩く。
あれ?と思ったら、その部門のリーダーに聞くか、本人に軽く「あれ?」と声をかける。
深追いはしない。

ただ、放っておいたら良くない場合は、何日も続いている時には、ちゃんと聞く。と、自分の中での時間がない中でも決めて関わるようになると、観察力が活かせるようになったように思います。

私の場合、業務に関しては、業務をしている人達には敵わないと思って居ます。だからこそ、その人達の進捗管理は本人たちから聞けば良く、それ以外の行動観察はメンタル面のケアだと思って居ました。

どの決断にもメリットデメリットはあるでしょうから、それが正解というものではないにしても、私には一番自分の観察力を活かせた関わりだったように思います。

あなたなら、部下のどんな面を観察しますか。忙しい上司こそ、絞って観察してみませんか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました